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【レオパ飼い主さんインタビュー】危険はできるだけ排除して個々に合わせた飼育をしよう!

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「レオパを飼育されている他の方の飼育方法を知りたい!」

「少しでも長くレオパとの生活を送りたい!」

そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(X:@leopalife Instagram:@nono_leopalife)が2年以上レオパを飼育されている方を対象にインタビューを実施しました!

今回、インタビューさせていただいたのは、17匹のレオパを飼育されている【あめみや(X:@amemiya_rop)さん】です。

このインタビュー企画は「レオパと暮らす」管理人の”のの”が、「他の飼育者さんの飼育環境を見てみたい!詳しいことを知りたい!」と思ったのがきっかけで、SNSでお声がけさせていただいたものです。

レオパの飼育に関して、完全なる「正解」はなく、その個体その個体に合わせて飼育環境も与える餌も調整していく必要があります。

このインタビューも「これを参考にすれば絶対に飼育成功できる!」というものではありませんが、レオパを2年以上飼育されている事例のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

のの

愛するレオパに少しでも長生きしてもらうために、レオパに少しでも快適に過ごしてもらうために、飼い主である私たちができることを見つけていきましょう。

この「メモマーク」のところに書いてある情報は、管理人が補足で説明している部分です。
必要だと思われる部分には、商品紹介もしています。
是非、併せてご覧ください。

それでは、【あめみや(X:@amemiya_rop)さん】へのインタビューをご覧ください。

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目次

飼育されているレオパについて

まずは、飼育されているレオパについて教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 飼い主さんのあだ名、住んでいる地域
  • レオパの飼育年数、飼育匹数
  • レオパの名前、性別、年齢、モルフ(品種)
  • レオパを飼うきっかけ

ーー飼い主さんのあだ名と、温度の参考のために住んでいる地域を教えてください。

あめみやです。
関東に住んでいます。

ーーレオパの飼育年数と飼育匹数を教えてください。

もうすぐ4年になります。
合計で17匹飼育しています。
厳密に言うと同居人の子も一緒に世話しているのでその子たちも含まれています。

ーー代表的な1匹のみで良いので、飼育されているレオパを紹介していただけますか?

代表というか…SNSなどで皆さんにお世話になっているので挙げさせていただきます。

ブラッドサッカーというモルフ(品種)の『すもあ』です。
性別はメスで、年齢は2歳です。

ブラッドサッカーとは「吸血鬼」という意味で、白みの強い体色に褐色のスポットが細かく散りばめられており、虹彩とその周りが別々に赤く染まった目をしているのが特徴です。
恐ろしい名前がついていますが、すもあちゃんのようにとても魅力的で愛らしいモルフです。

ブラッドサッカーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

すもあちゃんについて、ネットニュースで大きく取り上げられたのでご存知の方も多いかもしれませんが、このサイトで初めて知る方がいらっしゃるかもしれません。
あめみやさんにご快諾いただいたので、【すもあちゃん と すもあちゃんにまつわるお話】を管理人がまとめました。

すもあちゃん と すもあちゃんにまつわるお話

すもあちゃんは、ホームセンター内ペットショップの爬虫類コーナーで販売されていました。

あめみやさんは、初めてすもあちゃんを見た時から「可愛い子だからすぐお迎えされるんじゃないかな」と思われたそうですが、「自身の引越のタイミングでまだ売られていたらお迎えしよう」と考えられていたそうです。

しかし、10ヶ月ほど見ているうちに、すもあちゃんはどんどん痩せていきました
爬虫類に精通した店員さんが辞めてしまい、爬虫類コーナーの規模も縮小されていったそうです。

ペットショップの店員さんも、爬虫類のことを勉強しながら、すもあちゃんのことは気にかけていたものの、拒食の対処法がわからずに困られていました。

すもあちゃんが居たホームセンターでは、しっかり管理をしたり環境を作ってくれたりしていたそうですが、小動物の世話などにも手がかかる上に人手不足で、店員さんも限界を感じていたようです。

このような状況から、店員さんも「拒食のこの子がここで可哀想なことになるのがとても苦しいし、助けてあげられないかもしれない」と、とても心配されていたそうです。

あめみやさんは、その事情を知り、「調整中」と書かれていましたが、「そういうことならお迎えしようと思っている」とお迎えの意思を伝えました。

そこであめみやさんは、店員さんから「今の状態で販売はできない。すぐ亡くなる可能性もあるし値札も外して調整中にしている」「だから上に連絡してみて許可がとれたら里親という形ではどうか」という提案をいただいたそうです。

あめみやさんはお迎え覚悟だったので大変驚かれたそうですが、店員さんから「ぜひ里親で」と言ってもらい、里親でお迎えされました。

レジに向かう間も、お持ち帰りの準備をしている間も、店員さんは「よかったねぇ」「お姉さんのところで幸せに過ごしてね」「可愛がってもらうんだよ」「本当に良かった」と繰り返し声を掛けていたそうです。

あめみやさんは「本当に愛されて心配されて可愛がられてたんだなって涙出そうになった」と語っています。

そして、「ホームセンターって劣悪な環境の所ピックアップされるけど、いい場所もあるんだよって知って欲しい」とX(旧Twitter)に以上の経緯を投稿されました。

お名前については、安定するまで待とうかと思われたそうです。
しかし、名前のないまま亡くなった子の話を思い出し、食べ物の名前を付けたら長生きすると聞かれたそうで「すもあ」ちゃんという可愛いお名前になりました。

その後、病院にも行かれ、ペーストに栄養剤などを混ぜたものを胃に直接流し込む処置をしてもらったそうです。
寄生虫などの検査もしてもらい、各種検査の陰性が確認されました。

現在は、Xのハッシュタグ「#すもあと」「#すもあの日常」にて、すもあちゃんの様子がご覧いただけます。

のの

あめみやさんとすもあちゃんが二人三脚で「元気になろう」「頑張ろう」とされていることが、とても伝わってきます。
是非、ハッシュタグも覗いてみてくださいね。

ーーちなみに、最初にレオパを飼うきっかけは何だったのですか?

元々生き物が好きで、ニホンヤモリを捕まえて飼っていたのですが、以前引越した先から数分のところにエキゾ店があって最初の子(からし)と出会いました!

命のお迎えとあって悩みましたが頭から離れず…笑
1週間くらい悩んでお迎えしたのがきっかけです!

「エキゾ店」とはエキゾチックアニマルを取り扱っている店舗のことです。
爬虫類や、小動物の中でもハリネズミやフクロモモンガなどを取り扱っているところのことを「エキゾ店」と呼ぶことが多いですね。

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レオパの飼育環境・餌について

次に、レオパの飼育環境や餌のことについて、詳しく教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 飼育ケージのサイズ、設置場所
  • 温度や湿度の管理方法
  • ケージ内のレイアウトや装飾
  • 主な餌の種類
  • 餌やりの頻度やタイミング
  • サプリメントの使用方法や種類

ーー飼育ケージのサイズとケージの設置場所を教えてください。

レプティギア365、300をよく使っています。
ジオスペース30、レプタイルボックスもあります。
私の趣味部屋みたいな所があって、そこに爬虫類専用のラックを置いています。

「レプティギア365」は、前面の扉から給餌ができ、上部をガバッと開けることでメンテナンスも容易です。
サイズは、約幅26.1×奥行36.8×高さ17.8cmで、移動時には積み重ねもできます。

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「レプティギア300」は、レプティギア365と作りは同じですが、サイズが約幅19.6×奥行30.4×高さ15.3cmと少しコンパクトです。

ジオスペース」や「レプタイルボックス」については、詳しく記載している記事があるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

ーー温度や湿度の管理方法について教えてください。

温度は、基本28℃でエアコン管理です。
パネヒは年中使っていますが、夏はケージ面積の1/3、冬は1/2と変えています。

「パネヒ」というのは「パネルヒーター」のことです。
パネルヒーターは、ケージの下に敷き、床の一部を温める役割をします。
床の一部を温めることで、変温動物であるレオパは食後の消化のためにお腹を温めるなど、体を温めたいタイミングで自分で温まりにいくことができます。

湿度は部屋の中はそこまで高くないですが、ウェットシェルターを使っているので湿度欲しい時は好きに入って~という感じです。

販売されているウェットシェルターは基本的に上部やシェルター全てが素焼きになっており、水を入れることでシェルターの内部の湿度が保たれるように作られています。
ウェットシェルターは、タッパーの中に水を含ませたスポンジを入れたり、水を含ませた水苔を入れたりして代用することも可能です。(※水苔を使用する場合は誤食にお気をつけください。)

ウェットシェルターをケージ内に設置しておくことで、脱皮前などの湿度の必要な時に自分で中に入って行くことができます。

ーーケージ内のレイアウトや装飾を教えてください。

床材はペットシーツの子とデザートベースの子が居ます。
ほとんどはペットシーツです。
同居人がソイル派なので、誤食しないと確認した上で数匹使用しています。

シェルターはタッパーを加工したものにスポンジをいれるものと、スドーのウェットシェルターを使っています。

ハンモックやテントを使ってくれる子には入れていたりもします。

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飼育環境は、ちょっとくしゃってなってますがこんな感じです!
ケージは、レプティギア365です。

この子のお名前は「スンちゃん」で、モルフは「エメリン」です。
背中に黄緑色を帯びる「エメラルド」に加えて、強いオレンジを発色している(タンジェリン)個体のことを(エメラルド+タンジェリンの造語で)「エメリン」と呼びます。

この子はハンモックがお気に入りなので入れています!

ーー次に、主に与えている餌について教えてください。

生き餌…
ヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ、デュビア、ミルワーム

冷凍…
クロコ、フタホシ、たまにイエコ

人工フード…
ニードクリケット、レオバイト、レオパドライ、レオパブレンドフード、レオパゲル

その時々や大きさに合わせて変えたり、普段から色々食べさせています。
デュビアとミルワームは自家繁殖しています。

コオロギの種類は「ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)」「フタホシコオロギ(フタホシ)」「クロコオロギ(クロコ)」の3種類が餌用コオロギとして使用されます。

生き餌だけでなく、冷凍コオロギも販売されています。
冷凍コオロギはある程度の日持ちもするので、冷凍庫に入れておくと安心ですね。

「デュビア」は別名「アルゼンチンモリゴキブリ」という、いわゆるゴキブリですが、コオロギに比べて「鳴かない」「水切れに(コオロギほど)弱くない」「蒸れに(コオロギほど)弱くない」というメリットがあります。

そのため、飼育しているレオパの匹数が多かったり、虫を餌とする他の爬虫類を飼われていたりすると、自家繁殖されている方が多くいます。

「ミルワーム」はゴミムシダマシ科の虫の幼虫です。

ペットショップや爬虫類ショップなどではカップで売られています。
脂肪分が多く嗜好性も高いので、餌食いが悪い時などに重宝することが多いです。

「人工フード」として挙げられているもののうち、「ニードクリケット」と「レオバイト」は水を加えて練って与える「練り餌」です。(※レオバイトにはふりかけタイプのものもあります。)

「ニードクリケット」は、保存料や着色料を使用しておらず、ヨーロッパイエコオロギの粉末とフタホシコオロギの粉末(低脂肪タイプ)がラインナップされています。

「レオバイト」は、こちらも保存料や着色料を使用しておらず、レオバイト1gはヨーロッパイエコオロギのLサイズ約3匹分とされています。
また、肥満生体向けに「レオバイト ダイエット」という商品もあります。

「人工フード」として挙げられているもののうち、「レオパドライ」と「レオパブレンドフード」は水でふやかして与える「ドライペレットタイプの餌」です。

「レオパドライ」は、1粒でMサイズコオロギ約1匹分のカロリーに相当し、給餌の目安もわかりやすいです。
また、機能性善玉菌“ひかり菌”配合で腸内環境を健康に保つことが特徴として挙げられています。

「レオパブレンドフード」は、嗜好性が高く、成長に必要なタンパク質と脂質が確保されています。
生き餌で育てるよりも大きく育つと言われていることから、肥満には注意が必要です。

「人工フード」として挙げられているもののうち、「レオパゲル」は半ねりタイプの人工飼料です。

ぷるぷるした形状なので、しぼり出すだけでそのまま与えられ、給餌がとても楽です。
嗜好性の高いミルワームやシルクワームといった昆虫原料を豊富に配合されています。

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ーー餌やりの頻度やタイミングはどうしていますか?

アダルト個体は週1から10日に1回。
冷凍コオロギLなら大体3匹ずつくらいを基本的に夜22:00~24:00の間にあげています。
ベビーは毎日、ヤングは3日に1回くらいです。

ーーサプリメントの使用方法や種類を教えてください。

マルベリーCaのみだったのですが、最近は病院でオススメされたネクトンrepも軽くダスティングしています。
毎日食べる子にはマルベリーのみが基本で、週1ネクトンくらいです。

コオロギをストックしている時は、野菜と昆虫ゼリーとレオバイトをガットローディングしています。

「マルベリーCa」は、レオパが骨の病気である「クル病」になってしまわないための大事な「カルシウム」をメインとしたサプリメントです。

「ネクトンrep」は、ビタミンAが高い濃度で入っているため、眼球や瞼の病気を予防することができます。
また、ビタミンD3も配合されていることから、カルシウムの吸収を助けます

ビタミンAもビタミンD3も過剰症に気をつける必要があるので、毎回の給餌では与えずに、頻度を抑えめにして与えることが大事です。

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「ダスティング」とは、コオロギやミルワームなどの生き餌や冷凍餌にサプリメントなどをまぶすことを指します。

基本的に人工飼料はサプリメントも配合されていることが多いので不要ですが、生き餌や冷凍餌に足りない栄養素を足すためにダスティングは必須です。

「ガットローディング」とは、餌となるコオロギに対して様々な栄養のあるものを与えて、その栄養素を蓄えさせることをいいます。

コオロギに蓄えられた栄養が、そのまま飼育しているレオパの体を作るという考えのもと、生き餌を自家繁殖されている方は基本的にガットローディングを大事にされています。

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健康管理とケアについて

次に、健康管理とケアについて教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 健康チェックの頻度と方法
  • 獣医の選び方や通院頻度

ーー健康チェックの頻度と方法を教えてください。

週に1回のメンテナンスの時と、脱皮の後は体を持ち上げてチェックをしています。
剥け残りや低温やけどがないか等を見るようにしています。

毎日ケージを覗いて体型など見た目判断にしています。
体重は半年に1回くらいしか測らないかも。

ーー獣医さん選びの方法や通院頻度については、いかがですか?

相性等は行ってみないとわからないので、気になることがあればひとまず近場で行ってみるようにしています。

定期的には行かないですが、気になったらすぐ行くようにしています。
何も無ければ安心をいただけるので!

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繁殖や卵の管理について

次に、レオパの繁殖について教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 繁殖に成功した経験や失敗談
  • 卵の管理方法や孵化率

ーー繁殖に挑戦したことはありますか?

あります!

ーー繁殖に成功した経験や失敗談があれば教えてください。

2年チャレンジしてほとんど成功してきましたが、3年目の今年は特定の子が産んだ卵が全滅でした…。

残念でしたが、温度や管理方法を見直すいいきっかけかもしれません。
目に見えないコンディションについてや、孵化にもオスメスの相性もあるのかもしれないと経験から学べました。

ーー卵の管理方法や孵化率を教えていただけますか?

冷温庫で一括管理しています。
オスメス両方出るよう、庫内温度が30度から31度になるように管理することが多いです。

レオパの性別は、卵の管理中の温度で決まります。
レオパの温度依存性決定比率についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

プリンカップに軽く湿らせたバーミキュライトを入れて浅いくぼみを作り卵を置いています。

孵化率は90%くらいです。

のの

繁殖については、遺伝のことから成功する交配や孵化の秘訣までをまとめています。
是非、参考にしてくださいね。

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レオパとの生活について

次に、レオパとの生活について教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • レオパと過ごす時間の楽しみ方
  • レオパの個性的な行動や習性
  • 飼育を通して学んだことや気づき

ーーレオパと過ごす時間の楽しみ方を教えてください。

基本的には部屋んぽはせず、こちらが一方的に眺めて癒されるくらいですが、ちょっと太りやすいスパマク系や出せ出せしてアピールしている子はサークルに1匹ずつ出して5分程自由にしてもらっています。

「部屋んぽ」とは、部屋の中を自由に歩かせる(散歩させる)ことをいいます。

「スパマク系」というのは「スーパーマックスノーを含むコンボモルフ(複合品種)」を指しています。
例えば、スーパーマックスノーギャラクシーについては記事にしていますので、参考にしてみてくださいね。

ーーレオパの個性的な行動や習性について感じることはありますか?

うちにはエニグマが多くいて、軽度ではありますが神経障害が時々見られます。
動き続けたりはないものの、ご飯を追いかける目線というか首の動きは独特で個性的です。
愛嬌があって私は好きです。

最初にご紹介した、すもあちゃんのモルフの「ブラッドサッカー」もエニグマのコンボモルフです。

エニグマは「謎」「不可解」を意味し、個体ごとに異なる模様をしています。
また、エニグマ特有の「エニグマ・シンドローム」という神経障害が認められる傾向が多いです。
この神経障害は遺伝子と連動しているため、エニグマを使ったコンボモルフにも見られることがあります。

そして、エニグマを含むモルフを繁殖に使用する場合は、「エニグマのホモ接合体は致死」ということも頭においておかなければなりません。
詳しくは、【初心者向けレオパ繁殖ガイド】第6回目を参考にしてみてくださいね。

他にもモルフは関係ないのですが、メンテした本当に直後にうんちする子は一体何なんでしょうね!笑
マーキングみたいなもんなのでしょうか?笑
ここは私の場所よ!(うんち)とでも言わんばかり…笑
快便で何より…と呟きながら回収しています。笑

のの

自分の匂いがないと落ち着かないのでしょうか?笑
私の飼育している子の中にも、メンテナンスの直後にうんちをする子がいます。笑

ーー飼育を通して学んだことや気づきがあれば、教えてください。

可愛くてたまらないレオパですが、本当に個性的なんだなと言うこと。
1匹1匹容姿も性格も違うので、個々に合わせた飼育はとても大事だなと思います。

のの

人間と同じように、1匹として同じレオパがいないというのも本当に興味深いですよね。
その子その子に合わせた飼育方法を見つけ出すことが必要であり、それこそが飼育の醍醐味と言ってもいいかもしれませんね。

あとは、診てもらえる病院があるかないかで安心度合いがかなり変わってくるなと思いました。

爬虫類診てもらえる病院、少ないですからね…。
四国にいた時は岡山の病院に行くために海渡りました。

下調べは本当に大事だと学びました。

のの

地域によっては「爬虫類を診てくれる病院がない!」という事態もあり得ます。
何か異変を感じた時に頼れる専門家がいるかどうかの下調べをしておくことが、とても大事ですね。

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飼育のコツ・アドバイス

次にレオパの飼育のコツとアドバイスを教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 初心者に向けた飼育のポイント
  • おすすめの飼育用品やグッズ

ーーレオパ飼育初心者の方に向けた飼育のポイントを教えてください。

レイアウトは見た目に拘りすぎず、安全性を第一にして欲しいです。
指やしっぽの挟まりそうな遊具も怖いです。

のの

最近はレオパのための遊び道具として販売されている商品も多く見かけますが、安全性の確認は必須です。

指や爪が挟まってしまうような隙間はないか、頭が抜けなくなってしまいそうな穴はないか、尻尾が通り抜けられないような隙間や穴はないか、一つ一つチェックをしましょう。

そして、少しでも不安のあるものは使用しないようにしたいですね。

あと、爬虫類全般に言えますが体調不良の分かりにくい生き物ですから、ソイルを食べているけど糞で出てるから大丈夫→実はお腹に少しずつたまって…というのを何度か見ています。

私は後悔したくないので食べちゃう子は対処するべき派です。
食べない子は大丈夫だと思います!

のの

私も後悔したくないので、対処するべき派ですね。
大丈夫、大丈夫と思っていても、体調不良を見せないので、そのまま亡くなってしまう子もいます。

よく観察をして、ソイルを食べていないか、十分に気をつけたいですね。

あとは、食べさせすぎ、太らせ過ぎには本当に注意してほしいです。
最初はぷくぷくの体にぷりっとしたしっぽ可愛い!って思っていましたが、肥満が死因に多いと聞いて改めました。

長く一緒にいるためにはバランスよく、あの可愛いおねだりに負けず、いい体型を維持するのを目指して欲しいと思っています。

のの

可愛いおねだりに負けずに、適正体重と適性体型を維持していきたいですね!

ーーおすすめの飼育用品やグッズがあれば教えてください。

個々に合ったものが1番だと思いますが、私は前開きケージがお気に入りです。

あとは安全性が大丈夫そうか確かめつつ、ダイソーさんによくお世話になっています。
ピンセットや色んな容器等…。
爬虫類ショップダイソー…。笑
専用品ではないので自己責任ですが、ありがたいです。

のの

前開きケージや観音開きケージは給餌もやりやすいですし、メンテナンスも容易で、私もよくオススメしています。

繁殖などに使う産卵床は、私も100円均一ショップにお世話になりました…。笑
安全性を見極めつつですが、本当にありがたいですね。

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その他のエピソード・レオパとの思い出

次にレオパとのエピソードや思い出を教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • レオパとのエピソード
  • 面白いハプニングや出来事
  • 飼育を通じて得た友人やコミュニティ

ーーレオパとのエピソードを教えてください。

やはり、すもあの件は大きかったですね。

ホームセンターの爬虫類ショップで拒食して困っていた子を里親として引き取らせてもらったのですが、人の繋がりと温かさを感じました。
Xのハイライトに載せていますが、命を繋げることが出来て本当に良かったと思います。

同時に、私が出会ったようないいショップさんばかりじゃないので、環境の悪いショップさんがちゃんと管理してくれるようになってほしいと切に願います。

のの

「命を繋げること」って本当に難しいことです。
すもあちゃんがあめみやさんの家族になられて良かったと、ショップの店員さんもネットニュースを見られた皆さんも感じていると思います。

環境の悪いショップさんには、目を塞ぎたくなります。
すもあちゃんの件を知ってくれる人が今後も増えて、環境を改めようとしてくれると嬉しいですね。

ーー面白いハプニングや出来事があれば、教えてください。

ずっとお世話していると、レオパに表情筋はないはずなのに快・不快の顔が分かってきますね。
面白いなぁと毎回思います。笑

のの

とても共感します!
口角が上がっているように見えるレオパですが、目の開き方や動き方などで、感情がわかる気がしますね。

ーー飼育を通じて得た友人やコミュニティがあれば、教えてください。

すもあの件で本当にたくさんの方に応援いただき、フォロワーさんも沢山増えて見ていただけるのが嬉しいです。

中には「自分も飼いたくなった」と言っていただけることもあり、できる限りサポートしたいと思いますし、輪の広がりを感じました。
いつも本当にありがとうございます!!

また、新たにブリーダーを目指したいという夢まで出来ました。
がんばります!

のの

あめみやさんの「ブリーダーを目指したい」という夢、応援しています!

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まとめ:危険はできるだけ排除して個々に合わせた飼育を!

レオパ飼育の事例として、今回は、レオパ飼育4年のあめみやさんにお話をお伺いしました。

すもあちゃんの件で、人の繋がりと温かさを感じ、ブリーダーを目指そうという夢まで持たれた、あめみやさん。

日頃から生き餌、冷凍餌、人工飼料と多くの種類の餌を組み合わされて、健康な体型を維持することを意識されていましたね。

また、ソイルを食べてしまう子には床材をソイルにしないと決められていたり、少しでも危険性のある遊具や用品は使わないと意識して飼育されています。

危険はできるだけ排除しながら、1匹1匹に合わせた飼育を大事にされていることがよくわかりました。

レオパの安全性や健康を第一に考えた飼育を、改めて考えていきたいですね。

のの

実は…
私も、すもあちゃんの件であめみやさんを知りました。

「すもあちゃんの命を繋げたい!」と強く思われたその人柄に惹かれ、また、あめみやさんの基本的なレオパ飼育のスタイルを知りたくなりました。

今回、インタビューを快く受けてくださり、意識されていることやレオパに対する思いなどをお聞かせいただいて、私自身改めて身の引き締まる思いです。

今回インタビューに応じてくださった方について

  • お名前(あだ名):あめみや さん
  • X(旧Twitter)アカウント:@amemiya_rop
  • レオパ飼育歴(2024年9月現在):4年
  • 飼育レオパ匹数(2024年9月現在):17匹
のの

インタビューに応じてくださり、ありがとうございました!

それでは、皆さんも良いレオパライフを〜!

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