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レオパの値段の違いはどこから?人気モルフ情報もご紹介【2024年秋ブラックアウト大阪レポート】

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「同じモルフ(品種)でも値段に差があるのはどうして?」

「最新(2024年秋)の人気モルフや市場の動向を知りたい!」

そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(X:@leopalife Instagram:@nono_leopalife)が【2024年秋の即売会イベント】のレポートを通して、レオパの値段最新の人気モルフをご紹介します。

この記事を読むと、レオパの値段の違いが生まれる理由や最新の人気モルフについて知ることができます。

この記事のポイントは以下の通りです。

レオパの値段は、モルフの希少性出生地など様々な要因によって違いが生まれます。

2024年秋の即売会イベントでは、4,800円〜450,000円までの様々なモルフのレオパが販売されていました。

人気モルフは、基本モルフや体色を一色に追求したモルフなど、傾向があります。

それでは、詳しく見ていきましょう。

目次
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レオパの値段の違いが生まれる理由

レオパの値段が異なる理由には、いくつかの要因が影響しています。

その要因は、主に次の6つです。

  • モルフ(品種)の希少性
  • 繁殖の難易度
  • 年齢と性別
  • 健康状態
  • 出生地やブリーダー
  • 季節的な影響

ひとつひとつ見ていきましょう。

1. モルフ(品種)の希少性

レオパの品種(モルフ)はさまざまで、色や模様、目の形状が異なるものがあります。

特にモルフの中でも血統(系統/ライン)が厳格に守られている個体は、オスを流通させないような決まりを設けているブリーダーさんも多く存在します。

そのため、流通価格が高くなる傾向があるのです。

のの

「ブラックナイト」というFerry Zuurmond 氏により選別交配が行われたラインは、高額で流通していますね。

2. 繁殖の難易度

特定のモルフを作り出すためには、遺伝的な掛け合わせが必要です。

例えば、エニグマのホモ接合(エニグマ同士の交配)は致死とされています。

また、モルフによっては遺伝的に作り出すのが難しい場合もあり、時間と手間がかかっている個体ほど流通価格が高額になる傾向があります。

のの

ホワイトアンドイエロー同士の交配でも、卵の中で死んでしまったりベビーが育ちにくかったりします。
繁殖の難易度が高いモルフの流通価格が高額になりますね。

3. 年齢と性別

若いレオパ(特にベビー/幼体)は、成体に比べて値段が安い傾向があります。

これは、少し大きくならないと雌雄の判別ができていないことや、成体に比べて幼体の方がやや飼育難易度が高いことが理由です。

また、繁殖が可能な成体のメスは人気があり、若干高めの値段になることがあります。

のの

犬や猫などの生物ではベビーの方が値段が高い傾向にあるので、レオパの場合は逆ですね。

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4. 健康状態

健康な個体は病気のリスクが低いため、値段も高めに設定されることが一般的です。

飼育状態が良好で、寄生虫検査済みの個体は特に高値で販売されることがあります。

のの

健康状態はある程度見た目でも判断できるので、元気な個体の選び方を習得しておきたいですね。

5. 出生地やブリーダー

特定の信頼できるブリーダーや繁殖場から仕入れられた個体は、その育て方や健康管理が徹底しているため、一般的なペットショップよりも高価になることがあります。

特に、ライン名がついている、つまり、特定のブリーダーが生み出して血統/系統管理が厳格にされているモルフは高額になる傾向です。

また、海外からの輸入個体は関税や輸送コストが加算されるため、日本国内での価格が高くなります。

しかし、例外的に特定の国で繁殖された個体については、ライン名がつけられていても厳格に血統/系統管理されていなかったり、実はヘテロ接合で見た目に現れていない(表記されていない)モルフが遺伝子として含まれていたりすることが多くあります。

その場合は、少し価格が安く設定されている場合が多いです。

のの

出生地は、例えば『日本CB』のように表記されています。
『CB』は『飼育下で繁殖された個体』という意味です。
ちなみに、『WC』は『野生で捕獲された個体』のことです。

6. 季節的な影響

繁殖シーズンやイベントなどで価格が変動することもあります。

需要と供給のバランスが崩れることで価格が上下するため、繁殖期以外には価格が上がる傾向も見られます。

また、レオパは、主に冬季に温度が下がった後に繁殖のきっかけである交尾が始まります。

そのため、春〜夏ごろにベビーが生まれ、その2〜3ヶ月後に販売され始めるイメージですね。

のの

冬季を疑似体験させることで、繁殖を誘発できます。
ブリーダーの工夫によって、いつの時期の即売会イベントでも幼体期個体(ベビー)を見ることが可能です。

これらの要因が組み合わさることで、レオパの価格に幅が出てくるのです。

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爬虫類等即売会!2024年秋ブラックアウト大阪のレポート

2024年10月27日に「爬虫・奇蟲・珍獣フェア!!《BLACK OUT in OSAKA!》」(以下、ブラックアウト大阪)が行われました。

ブラックアウトは、1999年から各地で開催されている爬虫類・奇蟲・珍獣の即売会(イベント)です。

たくさんのレオパが各ブースに並んでいて、レオパだけで300匹用意されているブースもありました。

どのブースでどの子をお迎えしようか、とても楽しそうに、そして真剣に悩んでいらっしゃった「レオパお迎え予定の方」がとても多いように感じました。

さて、この記事では、ブラックアウト大阪を通して最新の人気モルフや、モルフごとの価格をご紹介します。

のの

実際に繁殖されている方のお話も聞けて、とっても楽しかったです!

モルフ別イベント価格(参考)

モルフ別に価格を調査してみました。

イベント価格なので、通常時にショップで販売されている価格よりも安く設定されています。

のの

ブースによっては、通常時の半額で販売されているところもありました。

ブラックアウト大阪(2024年秋)に確認した主なモルフ別の価格は、以下の通りでした。

このサイト内のモルフ図鑑に紹介済みのモルフについては、リンクを貼っています。
ぜひ、参考にご覧ください。

「ライン」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
モルフとラインは違うの?という方は、一度見てみてくださいね。

モルフ名/ライン名(順不同)参考価格
バンディット18,000〜33,000円
サングロー4,800〜10,000円
ハイイエロー6,000〜9,000円
タンジェリン6,800〜8,000円
インフェルノ5,000〜8,000円
マンダリン6,000〜15,000円
ブリザード7,000〜19,800円
マックスノー6,000〜12,000円
スーパーマックスノー11,000〜17,000円
ギャラクシー12,000〜25,000円
ギャラクシーパイド27,500〜90,000円
ディアブロブランコ30,000〜36,000円
スーパースノーディアブロブランコ30,000〜75,000円
レッドデビル6,000〜28,000円
デビルストーン11,000〜15,000円
ホワイトナイト28,000〜65,000円
ブラックナイト15,000〜450,000円
ブラックナイトクロス6,000〜15,000円
カーボン30,000〜80,000円
カーボンクロス15,000円

「もっと高額な個体」や「もっと安価な個体」が並んでいたかもしれません。
確認不足で申し訳ないのですが、あくまで「参考価格」としてご覧ください。

多くのブースで見かけた人気モルフ(所感)

ざっくりとした所感ですが、人気モルフは以下の5つの傾向に分かれると感じました。

  • ハイイエローなどの基本モルフ
  • 白を追求するモルフ(ディアブロブランコ他)
  • 黒を追求するモルフ(ブラックナイト他)
  • オレンジ/赤を追求するモルフ(サングロー他)
  • 目が真っ赤だったり真っ黒だったりするモルフ(エクリプス他)

まず、「ハイイエロー」や「タンジェリン」「マックスノー」などの基本モルフは、いつまでも変わらず一定の人気があると感じました。

価格も安価なので、爬虫類を飼う入り口としてはとても手に取りやすいです。

のの

その個体が安価というだけで飼育を始めるのが危険なことは言わずもがなです。
飼育事例にてご紹介していますので、こちらも参考まで。

次に、色にこだわって個体を展開されているブースも多かったです。

白を追求するモルフとしては、「ディアブロブランコ」や「ブリザード」を多く見かけました。

黒を追求するモルフとしては、メラニスティックのラインである「ブラックナイト」が有名どころですね。

この「ブラックナイト」は、ブースによってもクオリティによっても価格の差が大きく出ていましたが、人気は高く、多くのブースで見かけました。

のの

Ferry Zuurmond氏により選別交配されたラインのみを「ブラックナイト」と呼ぶべきなのですが、ブリーダーさんの中に「黒系であればブラックナイトと呼ぶようになってます」と説明されている方もいて、なんとも複雑な気持ちになりました…。

メラニスティックのラインである「カーボン」も多くのブースで見かけましたし、かなり人気が高いと感じました。

完全黒化を目指しているようなメラニスティックのラインですが、「カーボン」はバンド状に黒くなる個体や黒い斑紋の特徴をより活かすような方向に展開されているラインです。

「カーボン」を元にタンジェリンなどと掛け合わせたモルフも並んでいて、個人的にとても興味深かったです。

オレンジ/赤を追求するモルフとしては、「レッドデビル」が人気どころで、数多くのブースで見かけることができました。

「レッドデビル」は、ベルサングローのラインで明るいオレンジ色の体色とフルキャロットテール(尻尾も体色と同じく強いオレンジ)が特徴です。

体色が明るいオレンジとなるタンジェリン系のモルフにこだわったブース(ブリーダー/ショップ)もあり、数多くのタンジェリン系のラインが並んでいました。

また、目が真っ黒だったり真っ赤だったりする、いわゆる「フルアイ」の個体は変わらず人気があります。

例えば、「スーパーマックスノー」ですが、ここ7年ほど価格帯(10,000〜20,000円程度)は変わっていませんし、どこのブースにも1〜2匹は必ずいるというような形でした。

のの

私がスーパーマックスノーをお迎えしたのは2017年春の即売会でしたが、15,000円でお迎えしています。

「エクリプス」が入っているモルフも、並んでいる個体としては目全体が真っ黒や真っ赤になるフルアイが多いように思いました。

スネークアイ(目の前半分が真っ黒や真っ赤になる)もとても可愛いのですが、並んでいる個体としては少ない印象でした。


以上が、ざっくりとした所感です。

ブラックアウト大阪は、レオパだけでなく、様々な種類の爬虫類や小動物(珍獣)、奇蟲が並んでいました。

それぞれのブースで「ブリーダー/ショップとしてのこだわり」が見えて、とても面白かったです。

また、ブラックナイトに関して誤った認識が広まっているな…という危機感のようなものも感じました。

本来であれば、『メラニスティック』と表記すべきところを、全て『ブラックナイト』にしてしまっているような危機感です。

Ferry Zuurmond氏のラインを「本家」と明記して販売されているブースがあり、「ここのブラックナイトだけが本物のブラックナイトなのかも…」と思ってしまいました。

頻繁に即売会に行くことはできませんが、ブラックアウト以外の即売会にも顔を出して、またレポート記事を公開したいと思います。

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まとめ:実際に見てみることが大切

今回は、レオパの値段の違いが生まれる理由を解説し、ブラックアウト大阪のイベントレポートを通して2024年秋のレオパのモルフ別イベント参考価格や人気モルフについてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

レオパの値段の違いが生まれるのは、次の6つが主な要因でしたね。

  • モルフ(品種)の希少性
  • 繁殖の難易度
  • 年齢と性別
  • 健康状態
  • 出生地やブリーダー
  • 季節的な影響

また、2024年秋のブラックアウト大阪では、4,800円〜450,000円までの様々なモルフのレオパが販売されていました。

ブラックアウト大阪を通して、人気モルフとしては、次の5つの傾向があると感じました。

  • ハイイエローなどの基本モルフ
  • 白を追求するモルフ(ディアブロブランコ他)
  • 黒を追求するモルフ(ブラックナイト他)
  • オレンジ/赤を追求するモルフ(サングロー他)
  • 目が真っ赤だったり真っ黒だったりするモルフ(エクリプス他)

今回、イベントに行ってみて感じたのは、やはり「実際に見てみることが大切」ということです。

例えば、一言で「ディアブロブランコ」と言っても、白さや顔の雰囲気はそれぞれの個体によって異なります。

多くのレオパが並ぶ爬虫類イベント(即売会など)で実際に見てみて、雌雄や年齢だけでなく、顔の雰囲気や体色・模様などが自分の好みにぴったり合う個体を見つけたいですね。

そして、実際にショップやブリーダーさんの声や想いを聞くことで、そのモルフや個体に対する知識も得ることができます。

皆さんも実際に見て、自分のお気に入りの子をお迎えし、素敵なレオパライフを始めてみてくださいね。

今回参加したイベントについて

  • イベント名:爬虫・奇蟲・珍獣フェア!!《BLACK OUT in OSAKA!》
  • 開催日:2024年10月27日(日)
  • 場所:『京セラドーム大阪』9F スカイホール Bブロック
  • 公式URL
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