「レオパの食事について詳しく知りたい!」
そんなあなたのために、レオパ飼育ガイドとして、【レオパが元気に育つための食事】について解説します。
この【初心者必見!レオパ飼育ガイド】は全10回で展開しており、今回はその第3回目です。
【初心者必見!レオパ飼育ガイド】全10回のリンクはこちらから。※執筆中
- ①飼い方の基本:飼育環境を確認しよう!
- ②飼育環境の整え方:必要なものを把握してケージと器材を揃えよう!
- ③餌と給餌方法:健康的な食事を考えよう!★今ここ
- ④ケージの掃除方法:メンテナンス時に健康状態もチェックしよう!
- ⑤育て方:成長ステージ毎の飼育方法と長生きのコツを知ろう!
- ⑥導入〜月々のランニングコスト:飼育に必要な費用を知っておこう!
- ⑦触れ合い方:ハンドリング方法と慣れさせ方のコツ
- ⑧正常な脱皮とトラブル対策:温浴の方法もご紹介!
- ⑨健康管理:主な病気について!予防と対処法
- ⑩モルフ別飼育方法:品種によるお世話方法の違いを理解しよう!

このシリーズでは、実際のレオパ飼育での経験則だけではなく、レオパに関するあらゆる書籍から得た知識やレオパ飼育の諸先輩の声を元に、レオパの飼育方法について解説しています。
簡単に、この【初心者必見!レオパ飼育ガイド】のコンセプトをお伝えします。
【レオパの飼育を始めたいと思っている人】が、爬虫類の飼育を理解し、問題なくレオパの飼育を始められるようになることを目標にしています。
生き物の飼育には「完全なる正解」は存在せず、1匹1匹に合わせた飼育方法を見つけ出す必要があります。
目の前にいる1匹に合わせた飼育方法を見つけ出すのが、生き物飼育の醍醐味でもあります。
全10回の記事は最低限の飼育方法であり、基本となるものです。
飼育事例などもご覧になりながら、じっくりと【その個体に合った飼育方法】を探っていただけると幸いです。
さて、第3回目の今回は、レオパの健康を左右する非常に重要なテーマ、「餌と給餌方法」についてです。
「何をどれくらいあげればいいの?」「サプリメントって必要なの?」といった疑問をスッキリ解消し、あなたのレオパが元気に育つための食事を一緒に考えていきましょう!
この記事を書いた人


のの
レオパと暮らす主婦ブロガー
- 2015年よりレオパと暮らす。
- 2019年に自宅にて繁殖に成功。
- レオパ飼育や繁殖に関するあれこれを発信中。
レオパのご飯は何がいい?餌の種類と特徴を知ろう


レオパは昆虫食性の爬虫類です。
彼らの主食となる餌には、主に「生き餌」「冷凍餌」「人工飼料」の3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、あなたの飼育スタイルやレオパの好みに合ったものを選びましょう。
生き餌(コオロギ、デュビアなど):メリット・デメリットと管理方法
生きている昆虫は、レオパにとって最も自然に近い食事ですね。
代表的な生き餌は次の通りです。
- コオロギ(フタホシコオロギ・ヨーロッパイエコオロギ)
- デュビア
- ワーム(ミルワーム・ジャイアントミルワーム・シルクワーム・ハニーワーム)
生き餌は全般にレオパにとってメリットが大きいですが、飼い主にとってはデメリットもあります。
生き餌のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
栄養価が高い(特にタンパク質やミネラル) 動くことでレオパの捕食本能を刺激し、活動的になる | 生き餌自体の管理(餌やり、水やり、掃除)が必要 鳴き声や臭い、脱走のリスクがある 爬虫類ショップなどでないと入手しにくい場合がある 寄生虫を持っている可能性がゼロではない |
特に、生き餌の「寄生虫を持っている可能性がゼロではない」というデメリットは飼い主にとって、とても心配なことです。
信頼のおけるショップで生き餌を購入するなどしてリスクを減らしましょう。
レオパの日常的な餌として優秀なのが「コオロギ」です。
コオロギはワーム類に比べて脂質が少なく、「いつもの食事」に最適。
コオロギを主成分とした人工飼料も多く存在しますが、ミネラルなども豊富な生き餌を与えてレオパの成長を楽しみたいですね。
生き餌コオロギなら『No.1 Cricket』のイエコオロギがおすすめです。
コオロギのサイズが細かく揃えられているため、レオパに最適なサイズのコオロギを与えることができます。
また、死着保証があるので、新鮮な生き餌を与えることができて安心です。
また、生き餌自体を自宅で管理・繁殖する方法もありますが、「爬虫類を飼っているのか虫を飼っているのかわからない」という人がいるほどに骨の折れるものです。



特にコオロギは、水切れ・蒸れに弱く、共食いをする…という扱いにくさがあります。
生き餌を自宅で管理・繁殖するならデュビアがおすすめですが、管理方法にも注意が必要です。
- 専用の飼育ケース(通気性が良く、登って逃げない構造のもの)を用意します。
- 生き餌用のフードや野菜くずなどを与えます。
- 水切れに注意し、水分補給できるもの(濡らしたティッシュや専用ゼリーなど)を入れます。
- 隠れ家となる紙製の卵パックなどを入れると共食いを防ぐことができます。
特に、生き餌に様々な栄養のある餌を与えることによって、生き餌の栄養価を高めることができる(これを「ガットローディング」といいます)ので、レオパの健康にも繋がります。
また、生き餌へ水を与えるときは、溺れてしまわないように容器に水を入れてそのまま与えるのではなく、濡らしたティッシュなどを使うようにしましょう。



私が生き餌(デュビア)の管理のために工夫していたものをご紹介します(アレルギーのため、現在は生き餌の管理はしていません)。
タッパーなどの容器に水と包帯を入れ、容器の蓋部分に切れ込みを入れて、そこから包帯の端を通します。
そして、外側に出している包帯の一部が汚れてきたら、その部分を切り落として中の包帯を適当な長さ引き出すのです。
こうすることで、生き餌が溺れてしまうことなく衛生的に水分摂取をさせることができます。
冷凍餌(コオロギ、マウスなど):メリット・デメリットと解凍方法
生き餌の管理が難しい方や、虫が苦手な方には冷凍餌という選択肢があります。
代表的な冷凍餌には次のようなものがあります。
- 冷凍コオロギ(フタホシコオロギ・ヨーロッパイエコオロギ)
- 冷凍ピンクマウス
冷凍コオロギは、生き餌と同様のコオロギを冷凍したものです。
脚や触覚などが処理されているものもあり、レオパに与えた際にコオロギの棘のついた硬い後脚が喉に引っかかってしまうことを防ぐことができます。
一方で、冷凍ピンクマウスは生まれたてのネズミの赤ちゃんです。
非常に栄養価が高く、脂肪分が多いので、産卵後のメス個体などに与えるのは適していますが、日常的に与えるのは避けた方が良いでしょう。
冷凍餌のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
長期保存が可能 必要な分だけ解凍して使える 生き餌の管理の手間がない | 解凍する手間がかかる 生き餌に比べて食いつきが悪い個体もいる 解凍方法によっては栄養価が損なわれることがある |
解凍方法には、「自然解凍」と「ぬるま湯解凍」があります。
- 自然解凍:与える分だけ取り出し、常温で自然に解凍されるのを待ちます。
- ぬるま湯解凍:ビニール袋などに入れ、ぬるま湯(30~40℃程度)に短時間浸けて解凍します。
熱湯や電子レンジでの解凍は、栄養素が破壊されたり、レオパが火傷したりする原因になるので絶対に避けてください。
また、中まで完全に解凍されていないと、レオパが消化不良になってしまう原因となります。



解凍後に長時間放置しておくことも餌が腐ってしまう原因となるので、完全に解凍したことを確認できたら早めにレオパに与えるようにしましょうね。
解凍後は、水気をよく拭き取ってから与えます。
人工飼料(レオパゲル、レオバイトなど):メリット・デメリットと選び方
近年、レオパ専用の優れた人工飼料が多数販売されています。
代表的な人工飼料は、次の通りです。
- ゲル状フード(例:レオパゲル)
- 粉末状フード(例:レオバイト)
- ペレット状フード(例:レオパブレンドフード)
ゲル状フードは、チューブから出してそのまま与えられるタイプで、嗜好性が高く、食べてくれるレオパが多いです。
ゲル状フードには次のようなものがあります。
粉末状フードは、 水で練って団子状やペースト状にして与える練り餌タイプで、自分で硬さを調整できます。
粉末状フードには次のようなものがあります。
ペレット状フードは、水でふやかして与えるタイプで、個体に応じた硬さに調整できます。
ペレット状フードには次のようなものがあります。
人工飼料全般で言えるメリットとデメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
必要な栄養素がバランス良く配合されている 保存が簡単で、給餌も手軽 生き餌や冷凍餌が苦手な飼い主さんでも扱いやすい | 個体によっては全く食べてくれない場合がある 種類が多く、どれを選べば良いか迷うことがある 開封後の使用期限に注意が必要 |
人工飼料を選ぶときは、「主食タイプ」と表示されているものを選びましょう。
そして、成分表示を確認し、タンパク質やカルシウムが含まれているかチェックします。
最初は小さいサイズを購入して、レオパが食べてくれるか試してみるのがおすすめです。
初心者におすすめの餌は?
レオパの餌選びに「絶対これ!」という正解はありませんが、初心者の方には以下の点を考慮して選ぶと良いでしょう。
- 管理のしやすさ
- レオパの好み
- 栄養バランス
生き餌の管理に自信がない場合は、人工飼料や冷凍コオロギから始めるのがおすすめです。
また、どんな餌を好むかは個体差が大きいです。
お迎えしたショップで何を与えていたか確認し、最初は同じものを与えるとスムーズに食べてくれることが多いです。
単一の餌だけに頼らず、複数の種類の餌(例えば、人工飼料を主食にしつつ、たまに冷凍コオロギを与えるなど)をローテーションすることで、栄養の偏りを防ぐことができます。
まずはレオパがしっかり食べてくれるものを見つけることが大切なので、じっくりレオパと向き合って最適な餌を見つけていきましょう。
餌の与え方:頻度・量・時間の基本
餌の種類が決まったら、次は与え方です。
適切な頻度や量、タイミングを知っておきましょう。
成長ステージ別の給餌頻度と量の目安


レオパの適切な餌の頻度と量は、成長ステージ毎に異なります。
- ベビーの時(ふ化後〜約1ヶ月目/体長約12cmまで)
- ヤングの時(ふ化後約1〜3ヶ月目/体長約12〜15cmまで)
- サブアダルトの時(ふ化後約3〜8ヶ月目/体長約15〜18cmまで)
- アダルトの時(ふ化後8ヶ月目以降/体長約18〜25cm)
と分けて、簡単に解説します。
餌の種類は、今回コオロギで説明します。
- ベビー:S〜Mサイズのコオロギを毎日か、少なくとも2日に1回、食べるだけ与える。
- ヤング:M〜Lサイズのコオロギを2〜3日に1回、食べるだけ与える。
- サブアダルト:M〜Lサイズのコオロギを3日に1回、食べるだけ与える(餌を求めているようなら都度)。
- アダルト:M〜Lサイズのコオロギを1週間に1回食べるだけ与えるか、3日に1回数匹与える。
ベビーは成長期なので、栄養をしっかり摂らせることが重要です。
一方で、アダルトになると肥満になりやすいので、与えすぎに注意が必要です。
尻尾の太さや全体のサイズ感をチェックしながら量を調整しましょう。
いつ与えるのがベスト?レオパの活動時間に合わせよう
レオパは夜行性(正確には薄明薄暮性)で、夕方から夜間、明け方にかけて活発に活動します。
そのため、餌を与えるのはレオパが活動し始める夕方以降が適しています。
飼い主さんの生活リズムに合わせて、毎日決まった時間に与えるのが理想です。
置き餌?ピンセット給餌?それぞれの方法と注意点
餌の与え方には、ケージ内に餌を置いておく「置き餌」と、ピンセットなどで直接与える「ピンセット給餌」があります。
「置き餌」のメリットは、レオパが自分のタイミングで食べられることです。
一方で、食べ残しが出やすく、特に生き餌の場合はケージ内で逃げ回ったり、床材に潜ったりしてしまうこともあります。
また、フンなどで汚れる可能性もあるので、衛生面に注意をしましょう。
置き餌では、人工飼料や冷凍餌を浅いお皿に入れて与えるのに向いています。



ただ、人工飼料も冷凍餌も痛みやすいので、食べ残しは早めに取り除くようにしてくださいね。
「ピンセット給餌」のメリットは、食べた量を正確に把握できたり、レオパとのコミュニケーションにもなったりすることです。
一方で、レオパがピンセットを怖がって食べない場合があり、ある程度の訓練(慣れ)が必要になります。
餌をレオパの目の前で軽く動かして興味を引くと食べてくれやすいので、試してみてください。
ピンセットは、レオパの口を傷つけないように、先端が丸いものや竹製のピンセットがおすすめです。
「置き餌」か「ピンセット給餌」…どちらの方法が良いかはレオパの性格や飼い主の生活リズムなどの飼育環境によります。



あなたと飼育しているレオパに合った方法を見つけてくださいね。
栄養バランスを整える!サプリメントの重要性と与え方


野生のレオパは様々な昆虫を食べることで必要な栄養素を摂取していますが、飼育下ではどうしても栄養が偏りがちです。
そこで重要になるのがサプリメントです。
カルシウム剤は必須!ダスティングの方法と頻度
レオパが健康に成長するためには、特にカルシウムが不可欠です。
カルシウム不足は「クル病(代謝性骨疾患)」という骨が変形したり脆くなったりする病気を引き起こす原因になり、最悪の場合死に至ります。
カルシウムは、生き餌や解凍した冷凍餌に、カルシウム剤の粉末を薄くまぶして与えます。
この作業を「ダスティング」といいます。



ビニール袋や小さな容器に餌と少量のカルシウム剤を入れ、軽く振ると均一にカルシウム剤をまぶすことができます。
カルシウム剤のダスティングは、基本的に毎回の給餌で行います。
人工飼料の場合は、すでにカルシウムが添加されていることが多いので、追加のダスティングは不要な場合もあります。
成分を確認して、追加でのサプリメントが必要かどうかを見極めましょう。
カルシウム剤はビタミンD3入り?D3無し?
カルシウム剤には、ビタミンD3が添加されているか否かの2種類があります。
ビタミンD3はカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
昼行性の爬虫類の飼育では、有効紫外線(UVB)を含むライトを照射するので、自らカルシウムを腸から吸収するために必要なビタミンD3を合成させることができます。
しかし、夜行性で基本的にUVBを含むライトを使用しないレオパの場合は、ビタミンD3が不足してしまいがちです。



ビタミンD3は多く摂取し過ぎると過剰症を引き起こしてしまう可能性があるため、ビタミンD3が添加されているカルシウム剤は使用しない方が良いという意見もあります。
特に成長期の個体では、カルシウム単体を与えるのみでは、かなりの確率で「クル病(代謝性骨疾患)」に陥ってしまいます。
カルシウムを腸から効率よく吸収させるためにも、ビタミンD3が添加されているカルシウム剤を適切に使用することが重要です。
ビタミン剤を追加で与える場合は、内容を確認してビタミンD3が過剰摂取にならないように気をつける必要があります。
ビタミンD3を含むビタミン剤とビタミンD3入りカルシウム剤は併用しないようにしましょう。



我が家では、ビタミンD3入りカルシウム剤を週に1度〜月に1度の頻度で使用し、ビタミンD3無しのカルシウム剤を毎回の給餌で使用するようにしています。
ビタミン剤やミネラル剤は必要?選び方と与えるタイミング
総合ビタミン剤や総合ミネラル剤も多く販売されています。
ミネラルとビタミンは共に、体内で重要な生理作用を担っていて、歯や骨の成分であったり体の中で何かしらの働きをする物質を作るために必要な材料や成分の役割をします。
どちらも、たくさん与えれば良いというわけではなく、過剰症が引き起こされる成分もあります。
それぞれの製品に記載されている用法・用量を厳守して使用するようにしてください。
人工飼料によっては、初めから添加されている場合も多いため、追加で使用する必要はありません。
また、カルシウム剤にビタミンやミネラルが添加されている場合もあるので、内容をよく確認して、併用する場合は注意が必要です。
ビタミン剤やミネラル剤を選ぶ際は、爬虫類用の総合ビタミン剤や総合ミネラル剤を選ぶようにしましょう。
カルシウム剤と同様にダスティングして与えますが、頻度は週に1~2回程度で十分です。
カルシウム剤・ビタミン剤のおすすめは?
カルシウム剤などを選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
- 爬虫類専用であるか?
- 信頼できるメーカーの製品であるか?
- 成分表示が問題ないか?
- 口コミや評判はどうか?
まず、人間用や他の動物用のものは成分が異なるため使用できません。
また、成分表示を見て
- カルシウムの吸収を妨げるリンが含まれていないこと
- 使用している人工飼料などの成分と合わせて過剰摂取にならないようにすること
を確認することが必要です。
口コミや評判も参考にしながら信頼できるメーカーの製品であることも確認しましょう。



我が家では、オールインワンのカルシウム剤として『マルベリーカルシウム』のみを冷凍コオロギにダスティングしています。
レオパが餌を食べない?食欲不振の原因と対処法


大切に育てているレオパが急に餌を食べなくなると心配になりますよね。
レオパの拒食については、こちらの記事に詳しく解説しているので、ここでは簡単に解説します。


レオパが餌を食べない時に考えられる主な原因は以下の通りです。
- 環境の変化がある
- ストレスを感じている
- 脱皮前である
- 餌を認識していない
- 餌の好き嫌いをしている
- 体調不良
原因に心当たりがある場合は、その改善を試みましょう。
まずは、飼育環境の再確認をします。
- 温度や湿度は適切ですか?
- 静かで落ち着ける場所にケージを設置していますか?
レオパにとってストレスとなっている可能性のあるものを排除していきましょう。
飼育環境を見直したら、いつもと違う餌(生き餌なら種類を変える、人工飼料を試すなど)を与えたり、ピンセット給餌なら置き餌に、置き餌ならピンセットで目の前で動かしてみるなどの給餌の工夫をしてみてください。
お迎え直後や脱皮前などは、無理に食べさせようとせず、数日間そっとしておく方が良い場合もあります。
試せる工夫をしても食べてくれない時は、レオパが体調不良に陥っている可能性もあるので動物病院に連れて行くことを検討します。
判断基準としては以下の通りです。
- 体重が明らかに減少している。
- 元気がない、ぐったりしている、動きが鈍い。
- フンの状態がおかしい(下痢、未消化物が多いなど)。
- その他、嘔吐、体の腫れ、口内炎など、明らかな異常が見られる。
上記のような場合は、自己判断せずに、爬虫類を専門に診てくれる動物病院を受診しましょう。
不調に気づけるよう、定期的な体重測定やフンのチェックはしておきたいですね。
飲み水について:新鮮な水を常に用意しよう
最後に、飲み水についてです。
餌と同じくらい、新鮮な水はレオパの健康にとって非常に重要です。
水入れには常に新鮮な水を入れ、毎日交換しましょう。
水入れがフンなどで汚れていたら、その都度きれいに洗浄してください。
水入れの選び方については、【②飼育環境の整え方:必要なものを把握してケージと器材を揃えよう!】で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。
まとめ:愛情込めた食事でレオパを元気に!
今回は、レオパの餌の種類から与え方、サプリメントの重要性、食欲不振時の対応まで、レオパの食事について幅広く解説しました。
- 餌の種類は生き餌、冷凍餌、人工飼料。
- 給餌頻度や量は成長ステージに合わせて調整。
- カルシウム剤を中心としたサプリメントは健康維持に不可欠。
- 食欲不振時は原因を探り、必要なら動物病院へ。
- 新鮮な水は常に用意する。
レオパが毎日元気に過ごせるかどうかは、飼い主さんの適切な給餌管理にかかっています。
この記事を参考に、あなたのレオパに合った食事を見つけてあげてくださいね。
次回は、レオパの健康を守るために大切な【④ケージの掃除方法:メンテナンス時に健康状態もチェックしよう!】をお届けします。



清潔な環境を保つコツや、掃除のついでにできる健康チェックのポイントを解説しますので、お楽しみに!
【初心者必見!レオパ飼育ガイド】全10回のリンクはこちらから。※執筆中
- ①飼い方の基本:飼育環境を確認しよう!
- ②飼育環境の整え方:必要なものを把握してケージと器材を揃えよう!
- ③餌と給餌方法:健康的な食事を考えよう!★今ここ
- ④ケージの掃除方法:メンテナンス時に健康状態もチェックしよう!
- ⑤育て方:成長ステージ毎の飼育方法と長生きのコツを知ろう!
- ⑥導入〜月々のランニングコスト:飼育に必要な費用を知っておこう!
- ⑦触れ合い方:ハンドリング方法と慣れさせ方のコツ
- ⑧正常な脱皮とトラブル対策:温浴の方法もご紹介!
- ⑨健康管理:主な病気について!予防と対処法
- ⑩モルフ別飼育方法:品種によるお世話方法の違いを理解しよう!
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