「『グラステラリウム3030』って実際の使用感はどうなんだろう?」
「レオパケージを格好良くレイアウトしたい!」
そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)がレオパを飼育するためのケージとして『グラステラリウム3030』を使用している方にインタビューを実施しました!
インタビュー内容と公式の情報をもとに『グラステラリウム3030』のレビューをします。
結論から言うと、
前開きで音がしにくくレオパに優しい、立体的にレイアウトも組める
レオパケージが『グラステラリウム3030』です。
前開きという特徴がかなりの利点を生んでいます。
前開きによる利点は
ということです。
また、高さと広さがあるので、レイアウトをケージ内にしたい飼育者さんにもおすすめですね。
「あまりスペースもないし、レイアウトもできなくて良いから他におすすめのケージないかな?」
という方は、『【徹底比較】レオパ飼育おすすめケージ7選|最適なサイズや選び方も解説!』でおすすめのケージを紹介しています。
そちらも参考にしてくださいね。
それでは、『グラステラリウム3030』の基本情報から確認していきましょう。
グラステラリウム3030の基本情報と特徴
グラステラリウムは、爬虫類ショップワイルドモンスターさんで爬虫類飼育ケージの中では二番目によく売れているケージだそうです。
レオパの飼育ケースとしてもよく利用されています。
まず、本体のサイズですが、以下のようになっています。
本体サイズ | 約幅31.5×奥行31.5×高さ33cm |
本体重量 | 4.9kg |
ガラス厚 | 4mm |
レオパのベビーを飼育するにはかなり大きいサイズですが、レオパのヤング〜アダルトにはちょうど良いサイズです。
特徴は7点あります。(エキゾテラHPより引用)
特徴として大きいのは、やはり観音開き式で開く、前面ドアです。
ドアロックノブ仕様によって前面ドアはしっかりロックできるため、レオパが脱走する心配もありません。
岩肌のバックグラウンドはレオパが登った時に降りれなくなったり、落ちて怪我をするなどする危険を感じて外されている方も多いです。
着脱式なのは嬉しいですね。
グラステラリウム3030のレビュー
ここからは実際に使用されている方(Yさん)の声を元にグラステラリウム3030のレビューをしていきます。
Yさんから写真も提供いただいています。
Yさんは、レオパ飼育を始めて半年間、ずっとグラステラリウム3030で飼育をされています。
今後もケージをグラステラリウム3030で統一する予定です!
グラステラリウム3030を選んだ理由
Yさんがグラステラリウム3030を選んだ決め手は、
の2つだったそうです。
頭の上に手をかざされることを嫌がるレオパが多いことを知っていたYさんは、上開きではレオパがびっくりしやすいことを理由に前開きのケージを選んだそうです。
そして、幅20~90cmの全14タイプ展開しているグラステラリウムシリーズからちょうど良いサイズ感だということで、グラステラリウム3030を選ばれました。
グラステラリウム3030の「ここが良い!」
グラステラリウム3030の「ここが良い!」という点は以下の3つです。
それでは、この3つを見ていきましょう。
観音開きの前面ドアで給餌とメンテナンスがしやすい!
前面ドアが観音開きで大きく手前側に開きます。
そのため、レオパを驚かすことなく餌やりもスムーズにできますし、メンテナンスもしやすいです。
上から手を入れずに全てのメンテナンスができるので、レオパの真上から手を入れることなくすみますね。
高さがあるから立体的なレイアウトが組める!
グラステラリウム3030は、ほぼ立方体の形をしています。
高さも30cmほどあるため、立体的なレイアウトを組みたい方や、ケージ内をレイアウトしてオシャレにレオパを鑑賞しながら飼育したい方に向いています。
私も高さを活かして、立体的なレイアウトをしています。
また、高さがあるため、立体的にレイアウトを組まなくても保温球などが設置できます。
保温球を設置しても、平面活動をしているレオパへの火傷の心配もないので安心ですね。
ガラス製で透明度が高いから、観察しやすい!
ガラス製で一旦設置してしまうと動かすのは大変です。
しかし、ガラスの透明度が高く、レオパの動きを観察しやすいのは嬉しいですね。
グラステラリウム3030の「ここがイマイチ…」
グラステラリウム3030の「ここがイマイチ…」という点は以下の2つです。
この2つを見ていきましょう。
上からの暖房器具の効果が薄い
中に保温球を設置する場合は別ですが、ケージの上に暖突やヒーティングトップを設置しても、高さがあるため平面運動しているレオパまで暖かさが届きにくいという点があります。
「暖突」や「ヒーティングトップ」について、簡単に説明します。
ケージ内の空気を輻射型遠赤外線ヒーターによって温めるものです。
ヒーティングトップは暖突よりも保温能力が高く、置くだけなので使い勝手がいいです。
暖突はヒーティングトップとは異なり、ケージの上部ふたの内側に取り付ける必要があります。
グラステラリウム3030の加温・保温対策でもご紹介しますが、Yさんはケージの上に置いたヒーティングトップの効果を高めるために温室を作られています。
温室などを作らずにヒーティングトップの効果を最大限得られるケージが欲しいなら、『レプテリアホワイト300Low』がおすすめです。
『レプテリアホワイト300Low』については、「GEXエキゾテラ『レプテリアホワイト300Low』レビュー!はじめてのレオパ飼育に!」で詳しくご紹介しているので、こちらも参考にしてくださいね。
ベビーを飼育するには大きすぎる
生まれたばかり〜孵化1ヶ月目までのベビーは約12cm程度のサイズです。
そのため、ベビーを飼育するには少し大きすぎて管理する範囲も広くなってしまうのがイマイチです。
ヤング、サブアダルト、アダルトと大きくなっていくとグラステラリウム3030でちょうど良くなりますね。
もっと省スペースのものが良いなら『レプテリアホワイト300Low』や『レプタイルボックス』がおすすめです。
それぞれ、レビュー記事もありますので、参考にしてくださいね。
グラステラリウム3030の加温・保温対策
Yさんは、スタイロフォームとビニールを使って温室を作成されています。
まだ飼育数が少ないので、シートヒーターとヒーティングトップで加温しています。飼育数が多くなったら小型ヒーターとサーモスタットで温度管理する予定です。
シートヒーターというのは、ケージの下に敷いて部分的なホットスポットを作るための底面ヒーターのことです。
サーモスタットというのは、ある一定の温度でヒーター類をON・OFF制御ができる温度管理のためのものです。
冬〜春の時期には温室がないと23℃~25℃ほどにしかなりませんが、温室があると27℃~30℃まで温度を上げることができるとのことです。
エアコン管理ができない場合は温室を作るなどして工夫をするしかないですね。
まとめ:レオパに優しく立体的にレイアウトが組める!
グラステラリウム3030は
前開きで音がしにくくレオパに優しい、立体的にレイアウトも組める
レオパケージでした。
観音開きの前面ドアで給餌とメンテナンスがしやすいのは、飼育者にとってもレオパにとっても優しいことでしたね。
また、高さがある分、立体的にレイアウトを組めることもおすすめな理由でした。
ケージの準備を万端にしてレオパをお迎えしてくださいね。
良いレオパライフを〜!