「爬虫類を飼いたいのに、家族や同居人が許してくれない」
「レオパを飼育したいけど、爬虫類というだけで許してもらえない」
そんな人のために、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)がレオパ飼育を始めるために家族を説得する5ステップをご紹介します。
この記事を読むと、爬虫類であるレオパ飼育を始めるために、家族や同居人の方に納得してもらう方法がわかります!
家族や同居人の方にレオパ飼育を理解してもらうために必要なのは次の5ステップです。
それではひとつひとつ確認していきましょう!
爬虫類が嫌いな理由を確認する
まず家族や同居人の方が、なぜ爬虫類が嫌いなのかを確認しましょう。
- ヌルヌルしてそうだから気持ち悪い?
- 目が怖い?
- なんとなく動きが気持ち悪い?
- 虫を食べるから飼育なんて許せない?
- 脱走しそう?
- なんとなく不衛生な気がする?
そういった「爬虫類が嫌いな理由」を聞き出しましょう。
そして、ステップ2の「爬虫類のイメージを払拭する」に進みましょう!
爬虫類の嫌なイメージを払拭する
ほとんどの場合、イメージが先行していて実際の生態とは異なる場合が多いです。
特にレオパに関しては、家族がいだいている「爬虫類の嫌なイメージ」を払拭できる場合が多いです。
レオパの魅力については「【レオパを飼育したい人必見】ペットとしてのレオパの魅力9選」でもご紹介しているので、参考にしてくださいね。
ここでは、代表的な悪いイメージに対するレオパの本当の生態を6つご紹介します。
ヌルヌルしていない
レオパのことを触ったことのある人は「冷んやりもちもち」と表現する方が多いです。
もともとレオパは乾燥地帯に住んでいて日中は岩陰などに潜んでいます。
というか岩陰で寝ています!
湿度のあるところで休んでいるので、ケージ内にもウェットシェルターという湿度の高いスポットを作ってあげる必要はあります。
しかし、湿度の高いウェットシェルターにいる時でもヌルヌルしていることはありません。
地肌は冷んやりモチモチしています。
尻尾もあまり強く握ってはいけませんがモチモチです。
ヒーターの上で温まっている場合は、お腹が少し温かくなります。
手の上に乗せた時も、人の体温で体を温める姿がなんとも可愛くて愛らしいですよ。
目が怖くない品種がある
爬虫類特有の目が苦手という方も多いです。
ただ、レオパに関しては真っ黒でうるうるの瞳を持つ種類も多くいます。
目の特徴だけでも6種類もあるので、どれかで
「この子可愛い!」
「この子格好いい!」
が見つかるはずです。
真っ黒うるうるの瞳で人気な種類は地肌がピンク〜白で黒いヒョウモン柄が体全体に入る「スーパーマックスノー」。
目の特徴だけでいうなら「エクリプス」や「トータルエクリプス」という名が品種名に入っていると目が真っ黒でうるうるな瞳を持つ品種です。
画像を見たり、実際にペットショップに行ったりして目の特徴ごとの印象を確認してみるのもいいですね。
手足の形が可愛くて動きもゆっくり
なんとなく動きが気持ち悪いというのは、ヘビのような動きをイメージしている可能性があります。
ヘビはヘビで人間にできない動きでとても愛らしい生き物なのですが、どうしても気持ち悪いと思ってしまう人も多いです。
人の感性は人それぞれなので仕方ないですね…
レオパに関しては、4足歩行です。
ゆっくりのそのそと動きますが、驚いた時などに動きが速くなることがあります。
基本的に動きがゆっくりなので、動きが速すぎて怖いと思うこともありません。
そして、なんといっても可愛らしい足の指。
寝ている時などの脱力した姿を見てしまうと、その可愛さにトリコになってしまいますよ!
昆虫食だけど人工餌がたくさんある
基本的にレオパは昆虫食です。
つまり、コオロギやミルワームなどが大好き。
しかし、レオパがペットとしてとても広まっているので、人工餌もたくさん開発されています。
ちなみに人工餌はそれぞれ臭いや特徴も様々なので、レオパの好みも分かれます。
ショップで人工餌にすでに餌付けされている個体を選ぶこともできます。
ショップで餌付けされていなくても飼育下で人工餌に餌付けすることもできるので、餌の選択肢は虫だけではありません。
人工餌もペレット状になっていたり粉状になっているので、全く虫の見た目はしていないです。
家族に虫の見た目が家にあるのが嫌という人がいても、人工餌の見た目に「虫」はないので安心です。
もちろん、拒食になってしまった等なにかあった時のために虫にある程度人間側が慣れておくことも必要です。
しかし、徐々にで大丈夫です。
コオロギは触れないけどデュビアなら触れる!という私の知人もいます。
虫の選択肢もコオロギだけではないので、試せるものから徐々に人間側も慣れていきたいですね。
人間が気をつければ脱走はしない
以下のこと人間側が守れば、レオパは脱走しません。
- ケージの扉を開けっ放しにしない。
- ケージの蓋をしっかり閉めておく。
- 触れ合い時やケージ内のメンテナンス時に目を離さない。
自分からケージの扉を開けることはできませんし、蓋をしっかり閉めておけば上から脱走することもありません。
また、触れ合い時やケージのメンテナンス時に目を離さないこと。
これらを守れば、レオパの脱走は防ぐことができます。
レオパはヘビのように脱走の達人ではありませんから、安心して大丈夫です。
基本的にダニはつきません
飼育環境を清潔に保っている限り、ダニが発生することもないですし、レオパの体にダニが付着することもありません。
他の動物にも言えることですが、サルモネラ菌がいるかもしれないので、触れ合いの前後は必ず手を洗うようにしましょう。
手洗いとケージ内を清潔に保つことをしておけば、衛生面で心配することはないので安心してくださいね。
飼育に必要な設備を説明する
さて、爬虫類に対する嫌なイメージを払拭できたなら、次は「飼育に必要な設備を説明する」です。
飼育に必要なスペースが広すぎるのは嫌だ!
設備にたくさんお金がかかるのは嫌だ!
このように思っている方も多いです。
レオパに関しては、省スペースで飼育が可能!
飼育に必要な器具も
- 爬虫類用ケージ
- シェルター
- 床材
- パネルヒーター
- 水入れ
この5つで最低限はOKです。
飼育にかかる費用を説明する
生体購入に2万円。必要な設備と餌を購入で1万円。
レオパの飼育を始めるには合計3〜4万円みておけば良いです。
大きなケージで飼育したい場合はケージだけで1万円を超える場合もありますが、省スペースで飼育することを想定してご紹介しています。
「レオパをお迎えする前に!確認しておきたい7つのこと」でもご紹介していますので、そちらも参考にしてください。
そして、保温器具やパネルヒーターをしようすることから、毎月のランニングコストが気になる方も多いかと思います。
一般的なパネルヒーターのワット数:6W
一月あたりの電気代:82円(1kWh19円の場合)
一般的な保温器具のワット数:13W〜40W
一月あたりの電気代:177円〜547円(1kWh19円の場合)
冬期は暖房の使用か保温器具の使用が必要となります。
保温器具を取り付けられるケージを用意することが大前提とはなりますが、冬期は260円〜630円が毎月かかると思っておきましょう。
保温器具のつけられるケージはケージ購入だけで5,000〜7,000円かかります!
また、ランニングコストを考えるときに欠かせないのが餌代です。
しかし、餌代は3ヶ月〜半年に1回かかるかどうか…という感じで、個体がベビー(赤ちゃん)かアダルト(おとな)かによっても変わってきます。
ただ、月1,000円もかからないということはハッキリしています。
餌についてはまた別記事で紹介するので、そちらをお待ちください!
実際に見て触れてもらう
ここまでの4つのステップで、特にレオパに関してのイメージが払拭でき、飼育に関する設備とお金に関することを納得してもらえましたか?
ここまでで納得してもらえたなら、あともう少し!
ここまでで納得してもらえてなくても、この最後のステップで一気に家族や同居人の方をレオパのトリコにできるかもしれません。
最後のステップでは実際に見て触れてもらうことをおすすめします!
そして最後のステップは次の2段構えです。
SNSの画像を見せる!
ショップに出かける!
まずはTwitterやInstagramなどの画像でレオパの画像を検索して見せてみましょう。
意外と良い反応が返ってくるかもしれません。
ある程度、画像で慣れてもらったら、次は実際にショップや爬虫類カフェなどの触れ合えるお店に出かけてみましょう。
お店に出かけるときは「一度見てみよう!」という感じで誘ってみるのがおすすめです!
大阪や東京には実際にレオパと触れ合えるお店があります。
他の地域でも、爬虫類に特化したショップや爬虫類コーナーがある総合ペットショップは各地にあります。
そういったところで実際に動きや表情を見てみましょう。
そして触れるのであれば、店員さんに言って触らせてもらいましょう。
のんびりとした動きや表情の可愛さに気づくはずです。
良い子がいても飼育するには準備が必要です。特に初心者さんは、その日すぐにお持ち帰り!というのはやめましょうね。
まとめ:レオパ飼育を始めるために家族を説得する5ステップ
レオパ飼育を始めるために家族や同居人を説得する5つのステップをご紹介しました。
実際に最後のステップだけでレオパの可愛さのトリコになる人は多いです。
しかし、
爬虫類だから…
という理由だけで嫌がられるのも、また事実です。
なので、レオパについての爬虫類の悪いイメージを払拭したり、飼育にかかる設備やお金の面を説明するのは大事なことだと思っています。
お迎え前には確認してほしいことはこちら▼にまとめています。
ぜひ、確認してくださいね。