「レオパにはどういう魅力があるんだろう?」
そんな人のために、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)がペットとしての歩みとレオパの魅力を解説します。

この記事を読むと、ペット界での歩みやレオパ飼育が人気の理由がわかります!
結論から言ってしまうと、レオパにはペットとしての魅力が9つあります。
その9つがこちら▼です。
- 触れ合いができる
- 表情豊か
- 性格が穏やか
- 丈夫で飼いやすい
- 餌の種類が豊富
- 管理が楽
- 寿命が長い
- 飼育下での繁殖が狙える
- 品種が豊富でコレクション性が高い
ひとつひとつ解説していきますが、まずはレオパのペット界での歩みからお話ししましょう。
レオパのペット界での歩み
日本でも古くから飼育動物として輸入されてきた「ヒョウモントカゲモドキ」。
ペットとして登場した1990年代当初は、西アジアなどの自生地で採集された野生捕獲個体が流通の中心を占めていました。
しかし、時代が進むにつれ飼育下で繁殖されたブリード個体が多く流通するようになりました。
ここで
- CBとWC
- 時代によって異なる人気のモルフ
について少しみていきましょう。
CBとWC
ペットショップやイベントに行くと、そのレオパに「CB」「WC」の表示がされています。
これは、飼育下で繁殖されたブリード個体なのか、野生で採集されたワイルド個体なのか、という表示の違いです。
- 飼育下で繁殖された個体:CB(captive breeding の略)
- 野生で採集された個体:WC(Wild Caught の略)
現在ではワイルド個体の流通はごくまれで、ほとんどはブリード個体となっています。
時代によって人気モルフもさまざま
ブリード個体の流通が多くなるにつれ、さまざまな色彩や模様を持つ個体が人為的に作り出されるようになりました。
選別交配によって、より黄色が強い個体であるハイイエローが作られました。
このハイイエローがきっかけでレオパの人気が高まりました。
その後、タンジェリンやアルビノなどが登場すると、レオパの世界はますます華やかになったのです。
このような色彩や模様に特徴がある個体はモルフ(morph:表現型という意味)と呼ばれ、多くのファンを魅了しています。


2015年前後は人気のW&Y(ホワイトアンドイエロー)がさまざまな交配に使われたり、エクリプスなど目に変異が現れるモルフも注目されました。
スーパーマックスノーは長い時代、女性に人気が高く比較的流通量も安定しています。
レオパのペットとしての魅力
レオパのペットとしての魅力を9つ厳選しました。



可愛いのはいうまでもないので、それ以外で9つ厳選しましたよ!
それでは紹介しましょう。
触れ合いができる
動物飼育には、2つのタイプがあります。
一つは、その生き物の姿や習性、その背後にある自然に想像を巡らすことに重点を置いて、相手とは一定の距離を保つ鑑賞型の飼育。
もう一つは、生き物の種としての特性よりも個体の個性を重視し、相手と積極的に触れ合うことに重きを置く愛玩型の飼育です。
主に観賞魚や爬虫類・両生類は鑑賞型の飼育タイプが中心ですが、レオパにおいては積極的に触れ合う愛玩型の要素を持って接する飼育者も多くいます。


これも、レオパ自身が累代的に繁殖されることによって野生下とは性質が変わり、触れるなど他の爬虫類にはストレスとなる行為も許容できるようになったためです。
つまり、犬や猫並みとはいきませんが、たとえばハムスターなどに対するような接し方をレオパにもできるようになったのです。



触れ合いは「必要」ではありませんが、飼い主にとって触れ合える生き物であることは魅力ですね。
表情豊か


レオパには他のヤモリとは異なり、目の上下に「まぶた」があります。
そのため、目の見開き方で餌を狙っている様子もわかりますし、餌を食べ終わった後のトロンとした満足げな表情もとても愛らしいものです。
また、口を閉じている様子は笑っているようにも見えるため、とても癒されますよ。
性格が穏やか


レオパは性格がとても穏やかで、基本的に自分から噛みついたりはしません。
噛むのは、目の前に急に手を出されてびっくりした時や餌の臭いのついた指を口元に持っていって餌と間違えた時くらいです。
また、動きも基本的にはゆっくりで、とてもおっとりしています。
ケージの扉の開けっ放しや蓋の固定し忘れなどによる脱走には注意が必要ですが、動きが素早くないため触れ合いもゆっくり行うことができます。



性格が穏やかで動きもゆっくりなので触れ合い時も安心です。
丈夫で飼いやすい


爬虫類の飼育が全く初めての人でも、ネットや本で紹介されている確立された飼育方法を実践すれば、レオパとの楽しい生活を送れます。
しかし、丈夫で飼いやすいがために雑に扱われてしまうケースも多く見られます。
丈夫なために悪環境でもある程度は耐えてしまいます。
そのため、ついつい飼育がうまくいっていると勘違いしてしまうことも多いのが現状です。



丈夫で飼いやすいという魅力に甘んじることなく、正しく飼育をしましょうね。
餌の種類が豊富


ペットとしての歴史が長くなっている分、餌の種類がとても豊富です。
生き餌のコオロギだけでなく、乾燥や冷凍のものもあります。
生き餌でいうとミルワームや餌用ゴキブリであるデュビアも入手は簡単です。
また、人工飼料も乾燥したペレットタイプのものから粉状になっていて練り餌として与えるものまであり、人工飼料だけで見ても種類が豊富です。



選択肢が多くあるというのは飼育者にとってありがたいことですね。
もちろん、その全てをレオパのその個体がよく食いつくかというと、また別問題ではあります。
根気強く餌付けすることによって人工飼料に慣れてくれる場合もあるので、試してみたいですね。
管理が楽


レオパの飼育には手間がかからず管理が楽というのも魅力です。
餌の頻度も幼体(ベビー)の期間は2日に1度ではありますが、成体(おとな)になると3日
1週間に1度の餌やりでよくなります。



餌の頻度は成長度合いによって異なります!
また、温度の管理もグッズを使えば自分の手でやらなくてよいので、楽に管理ができます。
湿度にも気をつかう必要はありますが、ウェットシェルターがあればそこまで神経質になる必要もありません。
お世話といえば、水入れの水を変えたり糞尿を片付けたりするのが基本になります。



手間がかからず、管理が楽な分、お世話の時間を大事にしたいですね。
寿命が長い


大切に飼えば10年以上も生きるという長寿なところも魅力のひとつです。
飼育下での平均寿命も10年前後。
20年以上生きた例もあり、ペットとしては長生きな生き物ですね。
ただし、これは健康的に育てて病気などにかからなかった場合の寿命です。
何らかの病気にかかってしまったり、頻繁に産卵させて体力の消耗が激しいメスなどは寿命が短くなってしまうこともあります。



人生のパートナーとして大切に飼育したいですね。
飼育下での繁殖が狙える


飼育がうまくいって、相性の良いペアが得られれば、繁殖も夢ではありません。
爬虫類の中でも繁殖の手順が確立されており、その通りに実践すればほぼ確実に繁殖を成功させることができます。
しかし、これも適切な飼育がなされていて、健康な個体が準備できていることが前提になります。



まずは健康に育て上げましょう!
ベビーの可愛さはいうまでもありませんが、自分の大切に育てた個体の赤ちゃんを育てられるというのも魅力のひとつです。
むやみやたらに繁殖をさせて、大事に飼育ができないのはダメですが、しっかり計画を立てた上で挑戦したいですね。
品種が豊富でコレクション性が高い


ペットショップや即売会イベントに出かけると、色とりどりのレオパに出会うことができます。
目の種類だけでもざっと6種類!
改良が加速して、次々に特徴的なモルフのレオパが登場しています。
飼育のコツがわかったら、2匹目、3匹目とコレクションをしてみるのも良いかもしれません。
色の違いや目の違いだけではなく、個性もさまざまで面白いですよ。



もちろん、ただ集めるだけではなく、しっかりと飼育してあげることが前提なのは忘れないでくださいね。
まとめ:ペットとしてのレオパの魅力9選
ペットとしてのレオパの歩みとペットとしての魅力を9つご紹介しました。
レオパはペットとしての歴史が長く、さまざまな色彩や模様を持つ個体が人為的に作り出されるようになったのでした。
また、ご紹介した9つの魅力はこちら▼でしたね。
- 触れ合いができる
- 表情豊か
- 性格が穏やか
- 丈夫で飼いやすい
- 餌の種類が豊富
- 管理が楽
- 寿命が長い
- 飼育下での繁殖が狙える
- 品種が豊富でコレクション性が高い
ペットとしての魅力が盛りだくさんのレオパ。
実際にペットショップや即売会イベントに出かけて、大事な家族の一員として迎え入れてみてくださいね。