「レオパとは触れ合えるのかな?」
「レオパと触れ合いたいけど、注意点はある?」
そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)がレオパとの触れ合いについてご紹介します。
この記事を読むとレオパとの触れ合いについて理解できます!
結論から言ってしまうと、
触れ合うときに知っておいてほしいことは次の2つです。
- 本来、爬虫類は手で触れて楽しむものではないこと
- 爬虫類が触られて喜ぶということはないこと
触れ合うときの注意点は大きく5つです。
- 両手両足が宙ぶらりにならないようにしましょう。
- 尻尾だけや手足だけをもたないようにしましょう。
- 頭の上に手をかざさないようにしましょう。
- 嫌がるときは触らないようにしましょう。
- 高い場所でレオパと触れ合わないようにしましょう。
ペットを手で扱うこと、つまり触れ合うことを「ハンドリング」と言います。
実は、飼育本によって、レオパへのハンドリング行為には意見が分かれています。
実際に「ヒョウモントカゲモドキと暮らす本」という飼育書には、以下のようにあります。
(前略)ヒョウモントカゲモドキの場合、ハンドリングしている光景を見ることもありますが、基本的にはハンドリングには向きません。(中略)触れるのはケージを掃除する際や移動時に限り、普段はストレスをかけないようハンドリングは自粛しましょう。
ヒョウモントカゲモドキと暮らす本
確かに、爬虫類であるレオパにとってハンドリングは少なからずストレスになります。
しかし、日々の健康チェックのためにも、レオパ自身にもある程度ハンドリングに慣れてもらう必要もあると思うのです。
そのため、この記事ではストレスをなるべく与えないハンドリングの正しい方法をご紹介します。
まず、レオパと触れ合うときに知っておいてほしいことをお伝えします!
レオパとは触れ合える!ハンドリング時に知っておいてほしいこと
レオパとは触れ合えます。
しかし、ハンドリング時に知っておいてほしいことがあります。
それは、
- 本来、爬虫類は手で触れて楽しむものではないこと
- 爬虫類が触られて喜ぶということはないこと
の2つです。
こう言ってしまうとなんだか寂しい気もしますね。
しかし、触れられたり撫でられたりしても、プラスの感情をレオパ自身が抱くことはないのです。
ただ、飼育するときには少しは触れてみたいと思いますよね。
レオパは爬虫類の中でも触れられることに対してそれほど嫌がることもなく、触れられることによるデメリットも他の爬虫類に比べるとあまりないです。
そのため、多くのレオパは手で触れても大丈夫!触れ合えます。
しかし、嫌がるときはストレスを感じているときです。
そして、嫌がる持ち方をしてはいけません。
夜行性なので、活動時間と触れ合う時間を合わせてあげることも必要です。
基本的なことですが、触られて喜ぶものではないというレオパに、少しでもストレスを感じさせないで過ごしてもらうために必要なことです。
忘れないでくださいね!
レオパとの基本的な触れ合い方と触れ合うときの注意点
それでは、レオパとの基本的な触れ合い方と触れ合うときの注意点を説明します。
焦ってもレオパにとってストレスになりますし、良いことはありません。
ゆっくり慣らしていきましょう。
基本的な触れ合い方
ハンドリングするときは、まずレオパを驚かさないように注意しましょう。
前開きのケージであれば、レオパの前からゆっくり手を出すようにします。
上部に蓋がついているタイプで上からしか手を入れられない場合は、声をかけるかケージを少しコンコンと叩いてから、手を入れるようにしましょう。
「何か起きる」とレオパに認識させることが重要です。
そして、レオパのお腹側にそっと手を差し込んで、手のひら全体を使ってゆっくり持ち上げるようにします。
触られることに慣れていないレオパであれば、手足を突っ張って緊張します。
そこで、緊張が見られる場合は、ゆっくり持ち上げるだけでしばらく経ったらケージに戻すようにしましょう。
慣れてきたレオパであれば、持ち上げられてもあまり気にしないので、背中や尻尾をゆっくり触っても大丈夫です。
両手両足が宙ぶらりにならないように!
ハンドリングする際に両手両足が宙ぶらりになってしまうと、レオパはパニックを起こします。
なるべくお腹側から手をそっと入れるようにして、両手両足が宙ぶらりにならないよう支えるようにしましょう。
お腹側から手を入れられなかった場合でも、片手で背中側から掴み、すばやくもう片方の手のひらに乗せるようにします。
どちらにしても手の上で暴れるようなら無理せずケージに戻すようにしましょう。
尻尾だけや手足だけをもたないように!
ハンドリングする際に、尻尾だけや手足だけをもたないようにしましょう。
つまみ上げることは言語道断ですが、飼育者側が焦って掴んでしまうのも危険です。
尻尾だけ掴んでしまった場合、尻尾をレオパ自身の意思で切ってしまう「自切」に至ってしまうこともあるので注意しましょう。
特に、レオパが動いたことに飼育者が反応し、落ちないように慌ててしまったときに尾を掴んでしまい自切させてしまうアクシデントが発生しています。気をつけましょうね。
頭の上に手をかざさないように!
頭はほとんどの動物にとって急所です。
レオパにとっても頭は急所。
その頭の上に手をかざされることは嫌がります。
そして、人間の大きな手が上から迫ってくるのは恐怖でしかありません。
レオパの頭の上に手をかざさないようにしましょう。
嫌がるときは触らないように!
レオパが嫌がるときはストレスを感じているときです。
暴れて落下したり、暴れることを阻止するために尻尾や手足を掴んでしまったりすると、自切や骨折、内臓破裂などの可能性があります。
嫌がるときはゆっくりとケージに戻すようにしましょう。
高い場所でレオパと触れ合わない!
レオパとは言葉が通じるわけではないので、何かに驚いたり嫌なことがあったりしたときに突然手から落ちてしまうことも考えられます。
高い場所から落ちてしまうと、内臓破裂や骨折、脊椎損傷など命に関わるけがを負うことも。
事故を防ぐために、手に乗せて触れ合うときは、飼育者は床に座りましょう。
床に座ってハンドリングをすれば、万が一のことが起こった時でもレオパが大きなダメージを受けずにすみます。
また、高いテーブルの上で触れ合う時やケージのメンテナンスの時も落下事故が起きないように目を離さないようにしましょう。
まとめ:レオパとは触れ合える!基本的な触れ合い方と触れ合うときの注意点
レオパとの触れ合いについて、ご紹介しました。
レオパとは触れ合えますが、触れ合うときに知っておいてほしいことと注意点がありました。
知っておいてほしいことは、以下の2つでした。
- 本来、爬虫類は手で触れて楽しむものではないこと
- 爬虫類が触られて喜ぶということはないこと
触られて喜ぶものではないというレオパに、少しでもストレスを感じさせないで過ごしてもらうために基本的な触れ合い方を守ることをが重要でしたね。
触れ合うときの注意点は以下の5つでした。
- 両手両足が宙ぶらりにならないようにしましょう。
- 尻尾だけや手足だけをもたないようにしましょう。
- 頭の上に手をかざさないようにしましょう。
- 嫌がるときは触らないようにしましょう。
- 高い場所でレオパと触れ合わないようにしましょう。
触れ合うときの注意点を守って、安全にストレスをできる限りかけることなく触れ合うようにしましょうね。
素敵なレオパライフを〜!