「レオパを飼い始めるにあたって、おすすめの本ってどれなんだろう?」
「レオパの健康のために知識をつけたい!」
「レオパの飼育についての悩みを解消したい!」
そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)が【レオパを飼うなら読んでおきたいおすすめの本】についてご紹介します。
この記事を読むと、レオパを飼育するにあたって読んでおきたいおすすめの本がわかります。
全部で8冊ご紹介しますが、「8冊も買えない」という声が聞こえてきそうなので…究極の1冊を2択で選び抜きました。
結論から言ってしまうと、
- モルフについても広く知りたいなら…
『ヒョウモントカゲモドキ完全飼育』 - モルフについては別でいいなら…
『「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント (コツがわかる本!)』
それでは、この2冊を選んだ理由や、他のレオパに関する本6冊についても解説していきます!
長いので、読みたいところに目次で飛んでくださいね!
レオパに関する本8冊をまるっとご紹介!
まず、レオパに関する8冊の本を私なりに4つに分類してみました。
- レオパの飼育全般の知識を身につけられる本
- 悩み別で使える本
- レオパの健康・病気について理解できる本
- モルフ(品種)について知ることのできる本
レオパについて幅広く知ることのできる本として、ご紹介させていただきます!
レオパの飼育全般の知識を身につけられる本
まず、【レオパの飼育全般の知識を身につけられる本】として、4冊ご紹介します。
- ヒョウモントカゲモドキ完全飼育
- 増補改訂版 ヒョウモントカゲモドキと暮らす本★レオパを飼う人の必読本★ (アクアライフの本)
- 「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント (コツがわかる本!)
- レオパの教科書 (飼育の教科書シリーズ)
それぞれ書かれていることは飼育に役立つ情報ばかりなのですが、書かれ方や本のサイズ感や読みやすさが、違います!
それぞれ紹介していきますね。
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育
【ヒョウモントカゲモドキ完全飼育】は、最初の37ページの間にレオパの体の解説からお迎え〜飼育〜繁殖まで、とてもコンパクトにわかりやすく解説されています。
また、本のサイズも14.8 x 1.3 x 21 cmとコンパクトサイズで、読みたいところがしっかり開く仕様になっているので、手元に置いておくのにはとても便利な1冊です。
写真もたっぷり使用されているので、一目でわかりやすい構成になっています。
私は、生物の遺伝の知識が皆無で、爬虫類の飼育に関しても全く知識がなかったのですが、この本はものすごくわかりやすかったです!
何度も何度も読み返す「愛読書」になっています。
増補改訂版 ヒョウモントカゲモドキと暮らす本★レオパを飼う人の必読本★ (アクアライフの本)
【ヒョウモントカゲモドキと暮らす本★レオパを飼う人の必読本★】は、私的には「雑誌感覚で読める入門書」というイメージです。
名前の通り、レオパと暮らすために「導入編」と「飼育編」に分かれて詳細に書かれています。
本のサイズも紹介しておくと、18.2 x 1.2 x 25.7 cmと少し大きめです。
「ヒョウモントカゲモドキお宅訪問」と題して、レオパを愛する人へのインタビューも掲載されていて、実際の飼育状況などもわかりやすいです。
ケージのレイアウトや複数飼育についても掲載があるので、「具体的にどういうふうに飼うのか」がイメージできる本ですね。
モルフ(品種)についても書かれてはいますが、遺伝の説明よりも大きめの写真で「百聞は一見にしかず!」というような紹介の仕方をされています。
私は、この本を「何回も読む本」というより「レオパお迎え前の情報収集」として使わせていただきました!
「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント (コツがわかる本!)
【「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント】は、とにかく目次がわかりやすいです。
目次だけでも要点となることは解説されているので、急いでいる時やレオパに何か問題が生じた時でもすぐに問題を解決することができます。
本のサイズも、15 x 0.9 x 21.1 cmと比較的コンパクトサイズですね。
飼育の入手方法については具体的な解説がされていないのですが、飼育を始めてからのハンドリングについて詳しく書かれていたり、健康のチェックポイントについても具体的に掲載されています。
「55のポイント」と書かれている通り、飼育〜繁殖のポイントがわかりやすいです。健康について不安な時のお守りのような本ですね。
レオパの教科書 (飼育の教科書シリーズ)
飼育の教科書シリーズで様々な「爬虫類の教科書」が販売されていますので、シリーズで他の種類と揃えたい人にはもってこいですね。
【レオパの教科書】も、お迎え〜日常のお世話〜繁殖まで一通りの情報が掲載されています。
本のサイズも紹介しておくと、15.1 x 0.9 x 21.1 cmとこちらも比較的コンパクトサイズですね。
健康チェック方法も掲載はありますが、病気についての詳しい解説は少ないイメージです。
モルフに関しては人気の品種のみの掲載なので、より詳しく知りたい人には物足りないかもしれません。
すごくスッキリしたデザインなので、デザインが好きな人は多いかもしれません。
悩み別で使える本
悩み別で使える本として1冊ご紹介します。
ヒョウモントカゲモドキ お悩み解決事典: 飼育・繁殖・健康管理・品種など 逆引きだからすぐ使える!
【ヒョウモントカゲモドキ お悩み解決事典】は「事典」と名乗っているだけあって、辞書的な使い方ができる本です。
書かれている内容がほぼ全て「Q&A形式」になっているので、自分が抱いている疑問をそのまま調べることができます。
本のサイズも紹介しておくと、18.4 x 1.2 x 25.8 cmと少し大きめでしょうか。
トカゲモドキとは?という内容から飼育・繁殖・健康管理・品種まで「知りたい!」と思う内容はほぼ網羅されています。
表紙に写真が使われていないので「写真が少ないのかな?」と思っていたのですが、写真もわかりやすく使用されていました。
Q&A形式で、ちょっとでもわかりやすく解説してほしい!という人におすすめです!
レオパの健康・病気について理解できる本
レオパの健康・病気について内容濃く書かれていて、深く理解できる本として1冊ご紹介します。
ヒョウモントカゲモドキの健康と病気: 病気にさせない最適な飼育
【ヒョウモントカゲモドキの健康と病気】は、名前の通りレオパの「健康」と「病気」が詳しく解説されている本です。
迎え方〜飼育〜繁殖までも一通り掲載されているのですが、健康チェックと病気についての内容の充実度は他の本とは比べ物になりません。
病気については、かなり詳しく写真付きで解説されているので、痛々しくて目を背けたくなる写真もあることは事実です。
しかし、「生き物を飼う」以上、知っておかなければならないと私は感じています。
レプタイルクリニックの先生が書かれている本でもあるので、しっかり読んで勉強しておきたいですね。
ちなみに本のサイズは、18.3 x 1.1 x 25.8 cmと少し大きめです。
モルフ(品種)について知ることのできる本
【モルフについて知ることのできる本】として、3冊ご紹介します。
- レオパードゲッコーモルフ大全
- ヒョウモントカゲモドキ品種図鑑: 飼育前の個体選び・品種の選別・繁殖に役立つ
- ヒョウモントカゲモドキ完全飼育
レオパードゲッコーモルフ大全
有名ブリーダーであるRon Tremper氏が著者の一人であるのが本書です。
劣性遺伝、優性遺伝、共有性遺伝、ポリジェネティックなどに大きく分けられて、それぞれのコンボモルフが紹介されています。
ただ、他に紹介している2つよりも難しくて、かつ、説明が少ないような印象を持ちます。
掲載されている写真はわかりやすく、掲載されているコンボモルフの数が多いので、『難しめの図鑑』として持っておきたい人にはおすすめです!
ちなみに本のサイズは、16.1 x 1.8 x 23.7 cmとやや小さめですが、ハードカバーです。
生物の遺伝の知識が皆無に等しい私にとってはかなり難しくて、いつも他の本と一緒に読むスタイルになっています。
ヒョウモントカゲモドキ品種図鑑: 飼育前の個体選び・品種の選別・繁殖に役立つ
500~600種のレオパを写真で紹介しているのが、この【ヒョウモントカゲモドキ品種図鑑】です。
コンボモルフ組成早見表も掲載されており、繁殖に興味のある方や自分のお気に入りをたくさんの中から見つけたい方にはおすすめの内容です。
写真は多く掲載されているので、図鑑として眺めてみるのもいいですね。
ブリーダーの繁殖秘話もコラムとして掲載されているので、興味のある方にはたまらない内容かもしれません。
ちなみに本のサイズは、14.9 x 2.9 x 21 cmで、ページ数が圧巻の400ページです。
詳しいが故に、少し難しいイメージです。
ただ、繁殖や遺伝に興味のある方にはかなりおすすめですよ!
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育
【レオパの飼育全般の知識を身につけられる本】でご紹介済みですが、モルフについても詳しく解説がされているので、【モルフ(品種)について知れる本】としてもご紹介します。
100種類以上のモルフが、
- 野生色
- 単一モルフ(色彩の変異)
- 単一モルフ(模様の変異)
- 単一モルフ(目の変異)
- 単一モルフ(大きさの変異)
- 複合モルフ(コンボモルフ)
- その他の表現
として掲載されており、オバケトカゲモドキなどのレオパの近縁種も紹介されています。
しかも、遺伝やコンボモルフの場合の特徴など、とても詳しく解説されています。
生物の遺伝について知識皆無の私がすんなり読めているので、かなりわかりやすいです。
紹介済みではありますが、本のサイズも14.8 x 1.3 x 21 cmと持ち運びに最適です。
わかりやすさと内容の充実度はピカイチです!
1冊しか買えない?それならこの2択で選んでください!
8冊も紹介しすぎでしょ…と飽きれた声も聞こえてきそうですが、1冊しか買えないなら次の2冊のうちどちらかを入手すれば間違いないです!
- モルフについても広く知りたいなら…
『ヒョウモントカゲモドキ完全飼育』 - モルフについては別でいいなら…
『「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント (コツがわかる本!)』
幅広くレオパの入手方法〜繁殖までも網羅的にわかりやすく解説されていて、かつ、モルフについても遺伝の知識なしに読める本が『ヒョウモントカゲモドキ完全飼育』でしたね。
一方で『「レオパ」 飼育バイブル 専門家が教えるヒョウモントカゲモドキ暮らし 55のポイント (コツがわかる本!)』は、「モルフについて知りたい」という要望には十分に応えられません。
ただ、目次が充実していて大変読みやすく、飼育方法から健康のチェックポイントまで網羅的に解説されているお守りのような本でしたね。
まとめ:レオパ飼育本を1冊は手元に置いておこう!
できれば、3冊…
- 飼育〜繁殖までの網羅的な本
- 健康・病気に特化した本
- モルフ(品種について)詳しく書かれている本
を手元に置いておきたいところですが、まずは1冊!
だけでも手元に置いておいて、レオパのお迎え時だけではなく「これどうしたらいいんだろ?」「病気かな?」という時に確認できるようにしたいですね。
- 自分の一番のお気に入りのレオパを迎えられるように
- 自分の大切なレオパが健康で快適な生活を送られるように
私たちは自分のできることをやっていきましょうね。
それでは、素敵なレオパライフを〜!