レオパードゲッコー(以下「レオパ」)は、飼い主にとって大切な家族の一員です。
しかし、どんなに大切に育てていても、いつかはお別れの時が訪れます。
レオパとの突然の別れに直面すると、飼い主は悲しみに打ちひしがれ、どうすれば良いか戸惑うことも少なくありません。
このような状況に備えて、レオパが亡くなった際にどのように対応すればよいか、そしてお別れの後、どのように供養をしていくべきかを事前に知っておくことはとても重要です。
この記事では、2015年からレオパに囲まれて暮らしている私、のの(X:@leopalife Instagram:@nono_leopalife)が【レオパの死後の対応や供養方法】について詳しく解説し、ペットロスと向き合うためのヒントをお届けします。
ポイントを先にお伝えすると、次の通りです。
レオパが亡くなったと感じたら、まずは死亡の確認をしましょう。
そして、亡くなっていたら冷暗所に一時保管をします。
火葬する場合は、ペット専門の葬儀業者に依頼することをおすすめします。
レオパのお骨を供養するには ●自宅での供養 ●ペット霊園への納骨 ●樹木葬や散骨 などの方法があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
レオパが亡くなった時の初期対応
レオパが亡くなったと感じたとき、まずは冷静に行動することが大切です。
驚きや悲しみの中で判断が鈍ることがありますが、まず最初に確認しなければならないのは、レオパが本当に亡くなっているかどうかです。
死亡確認の方法
レオパは変温動物であり、環境温度の影響を大きく受けます。
気温が低いと体温が下がり、動きが鈍くなって休眠状態に入ることもあります。
そのため、すぐに「死んだ」と判断せず、以下の方法でしっかりと確認する必要があります。
- 呼吸の有無の確認
- 反応の確認
レオパは非常にゆっくりと呼吸をします。
特に体調が悪い場合は呼吸が浅くなるため、胸の動きを数分間観察し、呼吸が完全に止まっているか確認します。
そして、レオパを優しく触り、刺激に反応するかどうかを確認します。
死後硬直が始まっているか、体が冷たくなっているかも確認しましょう。
もし、レオパが刺激に反応せず、呼吸も確認できなければ、残念ながらレオパは亡くなっている可能性が高いです。
レオパの遺体を一時的に保管する方法
レオパが亡くなったことを確認した後、次に考えるべきは遺体の保管方法です。
突然の別れにすぐ対応できない場合や、葬儀(火葬等)の準備が整うまでの間、遺体をどのように一時的に保管するかを知っておくと安心です。
保管場所の選び方と保冷処置の手順
レオパの遺体は、できるだけ早く葬儀や埋葬を行うことが理想的ですが、時間がかかる場合は冷暗所で保管します。
特に夏場は気温が高いため、腐敗が進むのを防ぐために低温環境で保管することが求められます。
短期間の保管であれば、保冷材やクーラーボックスを使用して遺体を冷やす方法も効果的です。
保冷処置の手順は以下の通りです。
- 遺体をタオルや布で優しく包み、直接冷気が当たらないようにします。
- クーラーボックスや保冷バッグに遺体を入れ、周囲に保冷材を置いて温度を低く保ちます。
- 直射日光が当たらない、涼しい場所で保管します。
この方法により、数日間の保管が可能となります。
ただし、長期保管は避け、できるだけ早く葬儀や埋葬の手続きを進めることが望ましいです。
レオパが亡くなったショックも大きいかと思いますが、愛するペットに安らかに虹の橋を渡ってもらえるように準備をしていきましょう。
レオパの遺体とのお別れ
レオパの遺体とどのようにお別れするか(どう処分するか)について、いくつかの選択肢があります。
それぞれの方法にはメリットもありますが、注意点もあります。
自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
動物病院での処分依頼
多くの動物病院では、ペットの遺体を引き取って適切に処分してくれる場合があります。
多くの場合は、地方自治体の保健所等で動物の遺体の引き取り、 火葬をしてくれるので、動物病院から地方自治体の担当部署へ遺体処理を依頼することが多いです。
この方法は、手間がかからない一方で、他のペットや動物と一緒に処理されることが一般的です。
個別に供養したいと考えている場合には、他の選択肢を検討する方が良いかもしれません。
専門のペット葬儀業者の利用
ペット専用の葬儀業者は、ペットの遺体を個別に火葬し、供養まで一貫して行うサービスを提供しています。
ペット専用の霊園や納骨堂も備えていることが多いため、供養の場としても利用できます。
葬儀の費用はサービス内容や地域によって異なりますが、業者によっては、セレモニーを行うなどのオプションもあります。
大切な家族として、しっかりとお別れしたい場合には、こうしたサービスを利用するのも一つの手ですね。
【ペット葬儀110番】では、地域ごとで提携のペット葬儀業者が丁寧に対応してくださいます。
費用は、火葬の種類や地域、業者によって異なりますが、レオパの場合は1〜3万円程度が相場です。
亡くなる前のお見積もりだけでも丁寧に対応してくださるので、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
自宅での埋葬方法と注意点
自宅の庭にレオパを埋葬することも選択肢の一つです。
ただし、埋葬する際には次の通り注意が必要なので、しっかりチェックしておきましょう。
- 衛生面の確保
- 法律や条例の確認
まず、腐敗や他の動物による掘り返しを防ぐため、しっかりと深く埋めることが重要です。
少なくとも50cm以上の深さを確保し、密閉できる容器に入れてから埋葬するのが良いでしょう。
また、地域によっては、ペットの埋葬に関する規制がある場合があります。
埋葬する場所が「私有地」の場合、自宅に埋葬することは何も問題がありませんが、「私有地以外」では不法投棄の罪に問われる可能性が高いです。
事前に確認し、違法行為にならないよう注意しましょう。
ペット葬儀サービスの利用方法
レオパの遺体を火葬したい場合、ペット葬儀サービスを利用することが一般的です。
火葬は、遺体の処分として衛生的かつ尊厳のある方法であり、多くの飼い主が選択しています。
火葬の流れと費用
ペット葬儀の一般的な流れは、以下の通りです。
- 【ペット葬儀110番】などのペット葬儀業者に連絡をする。
- 葬儀内容や費用を確認し、葬儀の依頼をする。
- レオパの遺体を業者が引き取りに来るか、飼い主が指定の場所に持ち込む。
- 火葬を行い、希望に応じて飼い主が火葬に立ち会う。
- 遺骨を返却してもらうか、業者に納骨を依頼する。
費用は、火葬の種類や地域、業者によって異なりますが、レオパの場合は1〜3万円程度が相場です。
実際に【ペット葬儀110番】へご連絡し、レオパの個別火葬の見積もりをお願いしました。
大阪府での費用にはなりますが、【20,900円】で訪問個別火葬をしていただけるとのことでした(2024年10月現在)。
別途出張料が必要にはなりますが、この費用には、
●骨壺と骨袋 ●お骨を納められるお守りカプセル ●身渡しの白念珠
●火葬の際に入れられるメッセージカード ●フォトフレームに入れた思い出フォト
が含まれています。
しっかり大切なペットとのお別れと供養ができる内容だと感じました。
ちなみに、レオパの葬儀依頼が増えているそうです。
「小さい生き物ではありますが、火葬後もしっかりお骨が残るので安心してお別れしていただけます」と心強いお言葉もいただきました。
たまたま、私がフトアゴヒゲトカゲの葬儀で利用させていただいた業者さんが【ペット葬儀110番】の提携業者さんでしたが、安心できる業者さんでした。
他の地域の提携業者さんも、安心できる業者さんであるはずです。
見積もりだけでも快く対応していただけたので、【ペット葬儀110番】の無料お見積もりを利用してみてくださいね。
個別火葬と合同火葬の違い
火葬には、個別火葬と合同火葬の2種類があります。
個別火葬では、レオパを一体ずつ火葬し、遺骨を返却してもらえる方法です。
遺骨を手元に置いておきたい場合や、自宅で供養したい場合に適しています。
合同火葬では、複数のペットと一緒に火葬され、遺骨は返却されません。
費用が比較的安価で、特に供養の場所にこだわらない場合に選ばれます。
レオパのお骨をどのように供養するか
レオパの火葬後、遺骨の供養方法について考える必要があります。
ここでは、いくつかの供養方法をご紹介します。
自宅での供養方法
遺骨を自宅に置いて供養する場合、専用のメモリアルスペースを設けると良いでしょう。
小さな仏壇や遺骨カプセルに入れて飾ることで、いつでもレオパを偲ぶことができます。
minibo(ミニボ)は、B5ノートよりも小さなスペースに置ける小さなお墓で、刻印もアレンジが可能です。
カラーバリエーションもあるので、その子のイメージにピッタリなお墓をお家の中に置くことができます。
▼「minibo」や手元供養のグッズに関する詳細は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ペット霊園への納骨
ペット霊園は、ペット専用の墓地として供養の場を提供しています。
霊園に納骨することで、定期的にお墓参りができ、専用の管理がなされるため安心です。
命日などにお参りするようにするといいですね。
樹木葬などの代替的な供養方法
樹木葬や散骨は、自然に還すことを意識した供養方法です。
自然の中で安らかに眠ってほしいと願う飼い主にとっては、樹木葬などの供養方法も選択肢となりますね。
遺骨を分けて、散骨などの方法と手元に置いて供養する方法を併用する方もいらっしゃいます。
レオパとの思い出を残す方法
レオパとのお別れ後、その思い出を形に残しておくことで、心の安らぎを得ることができます。
レオパの写真を集めて写真集を作成したり、メモリアルグッズ(カスタムフィギュアや記念品)を作ることで、その存在をいつまでも感じることができます。
minibo(ミニボ)のオンラインショップでは、クリスタルのお位牌や名入れの写真立てなども用意されています。
また、手作りのアクセサリーや絵画を作成するのも心を整理するのに適した方法です。
クラフト活動を通じて、レオパへの愛情を形にすることで、心の整理がつきやすくなります。
ペットロスの乗り越え方
レオパとの別れは、飼い主にとって深い悲しみを伴います。
ペットロスは自然な感情であり、それを乗り越えるための方法も人それぞれです。
グリーフケアというものがあります。
グリーフケアは、簡単に言えば「ペットロスに対処するための心のケアを行う方法」のことです。
動物病院でグリーフケアを行われているところもありますし、ペットロス専門のカウンセリングや、同じ経験を持つ人々と話し合えるコミュニティもあります。
SNSを利用して同じ経験を持つ人々とコミュニケーションを取るのも一つの手段です。
少しずつ心の傷を癒していきましょう。
悲しみから少しずつ立ち直るためには、自分に合った心の癒し方を見つけることが大切です。
自然の中を散歩したり、趣味に没頭するなど、気持ちをリフレッシュさせる活動を取り入れてみてください。
まとめ:レオパとのお別れに対する心構え
この記事では、レオパの死後の対応と知っておきたいお別れ後の供養方法をお伝えしましたが、いかがでしたか?
もう一度まとめると、次の通りでしたね。
レオパが亡くなったと感じたら、まずは死亡の確認をしましょう。
そして、亡くなっていたら冷暗所に一時保管をします。
火葬する場合は、ペット専門の葬儀業者に依頼することをおすすめします。
レオパのお骨を供養するには ●自宅での供養 ●ペット霊園への納骨 ●樹木葬や散骨 などの方法があります。
レオパとのお別れは、飼い主にとって非常に辛いものです。
しかし、その愛する存在に対して最期まで責任を持って見送ることが、飼い主としての役目でもあります。
正しい知識を持って適切に対応することで、レオパへの感謝の気持ちを込めたお見送りをしたいですね。