「レオパが留守番できる期間ってどれくらいなんだろう?」
「レオパを留守番させて旅行に行きたいけど、どうすればいいんだろう?」
そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)が旅行時の対処法とレオパの留守番対策についてご紹介します。
この記事を読むと長期の不在や旅行時の対処法として何をすれば良いかわかります!
結論から言ってしまうと、レオパの年齢によって留守番できる期間は変わります。
レオパの年齢別の留守番できる期間は次の通りです。
- 生後すぐ〜生後3ヶ月:3日〜5日程度
- 生後3ヶ月〜生後8ヶ月:5日〜7日程度
- 生後8ヶ月以降:7日〜14日程度
次に、不在にするときの対処法と留守番対策は次の通りです。
- 餌を放置しない
- ケージ内を25〜30℃に保つ
- 水を多めに用意する
- 前日に餌を与えすぎない
- 天気予報をチェックする
それではひとつひとつ解説していきます。
レオパの年齢別「留守番できる期間」
レオパは年齢によって留守番できる期間が異なります。
特にベビー〜ヤングの期間である生後すぐ〜生後3ヶ月では、留守番に耐えられる期間が短いので注意が必要です。
生後すぐ〜生後3ヶ月:3日〜5日程度
ベビー〜ヤングの期間である生後すぐ〜生後3ヶ月は3日〜5日程度が留守番に耐えられる期間です。
本来であれば、毎日餌を食べるだけ食べて成長する期間です。
脂肪の蓄えも十分ではないので、まだあまり絶食には耐えられません。
レオパが幼いこの時期には、なるべく不在にするのは3日〜5日程度におさえましょう。
生後3ヶ月〜生後8ヶ月:5日〜7日程度
ヤング〜サブアダルトにあたる生後3ヶ月〜生後8ヶ月では、1週間程度が留守番に耐えられる期間です。
ベビーから比べると、少し体格も良くなってきているので、ベビーより留守番に耐えられる期間も長くなります。
しかし、この年齢も本来であれば与えるだけ餌を食べて成長する大事な期間です。
成長期なので、旅行などで不在にするにも、健康体を維持できていることが大前提になります。
毎日の健康チェックで健康を確認するようにしましょう。
生後8ヶ月以降:7日〜14日程度
生後8ヶ月以降はアダルトにあたります。
アダルトでは、1週間〜2週間程度の留守に耐えられるようになります。
水が蒸発して切れてしまわないように工夫が必要ですが、2週間程度であれば絶食に耐えることができます。
水を多く用意しておくことについては後でも説明します!
絶食の間、レオパは尻尾に溜め込んでいる脂肪を消費して過ごします。
つまり、尻尾が十分にふっくらしていることが必要となるので、健康チェックは必須です。
尻尾の状態を確認して、絶食に耐えられるかどうかの確認をしましょう。
不在にするときの対処法と留守番対策
レオパをお留守番させて不在にするときの対処法と留守番対策を解説します。
ポイントは5つでした。
- 餌を放置しない
- ケージ内を25〜30℃に保つ
- 水を多めに用意する
- 前日に餌を与えすぎない
- 天気予報をチェックする
それではひとつひとつ解説していきます。
餌を放置しない
絶食期間が長くなるからといって、生き餌を入れたまま放置するのはやめましょう。
コオロギやミルワームなどの生き餌をケージ内に入れたままにしていると、その生き餌にレオパが齧られてしまう危険性があります。
尻尾や手足を齧られてしまうと、レオパも休まりません。
また、生き餌自身の餌切れや水切れによって、生き餌が死亡する可能性もあります。
生き餌の死体はアンモニア臭を発しますし、ケージ内を不衛生な環境へと一変させます。
生き餌の放置はレオパにとって良くないことを引き起こします。やめましょう!
また、冷凍餌や人工飼料も放置しておくと、気温にもよりますがだいたい半日ほどで腐敗してしまいます。
腐敗した餌を食べてしまってはレオパの体にも影響が出ますし、腐敗したもの自体がケージ内の環境を悪くします。
どんな餌でも入れっぱなし、置きっぱなしにするのはやめましょう。
ケージ内を25〜30℃に保つ
レオパの最適な飼育環境は25〜30℃です。
そのため、日本の地域のほとんどでレオパを飼育しようとすると夏と冬に暑さ対策と寒さ対策をしなければなりません。
特に一定期間不在にするときは、暑さ寒さ対策がしっかりとできていることが必要になります。
夏に不在にする場合
夏は40℃を超える地域も増えてきましたし、極端に暑くなる日が数日続くことも珍しく無くなってきました。
夏場にケージ内を25〜30℃に保とうと思うとエアコンを使うことがほぼ必須となります。
設定はドライ設定や26〜28℃の冷房設定でOKです。
しかし、エアコンをつけっぱなしにして家を不在にすることに抵抗がある人は、夏場の旅行は諦めた方が良いでしょう。
冬に不在にする場合
冬の寒さ対策には良いグッズがあります。
それは「暖突」です。
ケージ内に「暖突」をセッティングができない場合でも、工夫をして「暖突」を設置している方も多くいます。
あまり高さのないレオパのケージでは保温球を導入することが難しい場合が多いです。
そこで、「暖突」を工夫して設置し、ケージ内の温度を25〜30℃になるようにしましょう。
温室を自作してもいいですね。
部屋自体を暖房で25〜30℃にしてしまうのも手ではあります。
何かしらの手を施して、ケージ内の温度が25〜30℃になるようにしましょう。
水を多めに用意する
アダルトのレオパを2週間程度お留守番させるときに注意が必要なのが「お水」の準備です。
夏場のエアコン使用の場合、室内は私たちが考えるよりも乾燥してしまう可能性があります。
また、冬場の「暖突」の使用の場合でも暖房使用の場合でもかなりケージ内は乾燥してしまいます。
乾燥してしまうと、水入れやウェットシェルターに入れた水が無くなってしまうことも。
水入れの水は飲む用に切らしてはいけませんし、ウェットシェルターの水もある一定の場所の湿度を保つのに必要なものです。
まずは水飲み用の水入れをレオパが溺れない程度に大きめのものにしましょう。
また、ウェットシェルターも水の容量が大きめのものに変えるのも手ですね。
しかし、慣れないところに近寄ってくれないレオパもいます。
不在にする1週間前くらいには、水入れやウェットシェルターを変えておき、様子を見ておきましょう。
前日に餌を与えすぎない
不在にする前日にいつもより多めに餌を与えたくなる気持ちはわかります。
しかし、翌日からの温度の変化で消化不良を起こしてしまう可能性もあるのです。
家にいれば、すぐに病院に連れて行くなどの対処ができます。
しかし、不在にしているときはすぐ病院に連れて行くことはできません。
前日にはいつも通りの餌の量といつも通りのお世話の範囲に留めておきましょう。
天気予報をチェックする
季節の変わり目などは特に、天気予報をしっかりチェックしましょう。
ちょうど不在にしている最中に温度が下がったり上がったりする場合は、先取りでエアコンを導入したり、「暖突」の稼働をしてみたりして最適な温度でキープできるように調整しましょう。
長期間留守にする際の対処法
留守番に耐えられる期間は以下のようになっていました。
- 生後すぐ〜生後3ヶ月:3日〜5日程度
- 生後3ヶ月〜生後8ヶ月:5日〜7日程度
- 生後8ヶ月以降:7日〜14日程度
これ以上の期間、留守にするのなら考えたいことがあります。
それは
- 爬虫類のお世話代行をしているショップに預ける
- 購入したショップに預けられるか問い合わせる
- 知人にお世話を頼む
ことです。
最近では、爬虫類を取り扱っているショップで不在時のお世話を代行してくれるところもあります。
そういったショップが近くで見つけられない場合は、購入したショップに問い合わせてみても良いですね。
もしくは、信頼できる知人に何日か毎に状態を見てもらって餌をあげてもらうようにしましょう。
餌の食いつき具合や「今」の状態を聞けると、不在の間も安心ですね。
レオパを旅行に連れて行くのはやめましょう
レオパを旅行に一緒に連れていきたい人もいるかもしれません。
しかし、1週間前後の旅行ではレオパを一緒に連れて行くのはやめましょう。
周りの温度によって体温が変わる変温動物のレオパにとって、環境の変化や温度の変化はストレスになってしまいます。
1ヶ月や2ヶ月、どこかに安定して滞在するのであれば、そこに飼育環境を整えて一緒に連れて行くのもありです。
しかし、環境の変化を伴う旅行であれば、自宅でお留守番しておいてもらう方が良いでしょう。
まとめ:旅行時の対処法とレオパの留守番対策
旅行時の対処法とレオパの留守番対策をご紹介しました。
レオパが留守番に耐えられる期間は年齢ごとに以下の通りでした。
- 生後すぐ〜生後3ヶ月:3日〜5日程度
- 生後3ヶ月〜生後8ヶ月:5日〜7日程度
- 生後8ヶ月以降:7日〜14日程度
これ以上の留守になる場合は、以下の方法で「誰かに頼む」のでしたね。
- 爬虫類のお世話代行をしているショップに預ける
- 購入したショップに預けられるか問い合わせる
- 知人にお世話を頼む
また、不在にするときの対処法と留守番対策は以下の5つがありました。
- 餌を放置しない
- ケージ内を25〜30℃に保つ
- 水を多めに用意する
- 前日に餌を与えすぎない
- 天気予報をチェックする
ケージ内を25〜30℃に保って、できる限り「いつもと一緒」の環境を作ってあげましょう。
また不衛生になる元の置き餌や生き餌は放置しないようにしましょうね。
それでは、良いレオパライフを〜!