「ギャラクシーに興味があるけど、どんな品種なんだろう?」
「トータルエクリプス(スーパーマックスノーエクリプス)とギャラクシーって一緒なの?」
「レオパの品種を知りたい!」
「ギャラクシーって何のコンボ品種なの?」
そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(@leopalife)がレオパの品種(モルフ)の【ギャラクシー】についてご紹介します。
この記事を読むと、ギャラクシー/トータルエクリプスの特徴がどのようなものか理解できます!
結論から言ってしまうと、
ギャラクシーは、スーパーマックスノーとエクリプスのコンボ品種です。
厳密に言うと、ギャラクシーとトータルエクリプスは異なる品種ですが、区別は難しいです。
身体の先端が白く色抜けし、両目とも真っ黒になります。
その姿はユニバースにも似ていますが、ユニバースの方が白い色抜けがかなり大きいものになったり、散りばめられた黒いスポットが細かかったりします。
ユニバースについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
トータルエクリプス/ギャラクシーの”遺伝”と”特徴”
トータルエクリプスは、マックスノーエクリプス同士の掛け合わせから誕生するスーパー体です。
つまり、トータルエクリプスは、スーパーマックスノーエクリプスと同じです。
元々スーパーマックスノーが両目とも真っ黒の黒目なので、一様に黒目になるエクリプスを組み合わせても何も変化がないように考えられがちです。
しかし、エクリプスはコンボになった際に鼻先や手足の先、脇腹などを白く色抜けさせる作用を持ちます。
そのため、トータルエクリプスはスーパーマックスノーに比べて鼻先や手足の先、脇腹などが白くなって模様が入らなくなる傾向が強いです。
ギャラクシーって何だ?
トータルエクリプスとほぼ同じものと考えられているものに「ギャラクシー」があります。
ギャラクシーは、2011年にアメリカの超有名ブリーダーであるトレンパー氏が来日した際、セミナーで世界に先駆けて発表された品種です。
トレンパー氏の説明によれば、マックスノーとアビシニアン(ラプターとエクリプスから得られるコンボモルフ)を組み合わせて、さらにスーパーマックスノーを組み合わせたものが「ギャラクシー」であると言うことです。
ただし、この時にトレンパー氏が発表した個体は、両肩に黄色く丸い斑紋があるイレギュラー個体(パラドックス)だったのです。
トレンパー氏が発表した個体は
「真っ黒な目、体に散った黒いスポット、両肩にある黄色く丸い斑紋」
が特徴で、それぞれを
「月(目)、星(スポット)、太陽(黄色い斑紋)」
に見立てて、それらを包括する銀河という意味で「ギャラクシー」と名付けられたそうです。
その後にトレンパー氏がリリースした「ギャラクシー」にはこの肩の模様はなく、トータルエクリプスと同じ特徴でした。
そのため、ギャラクシーはトータルエクリプスとほぼ同じであると言う認識が一般的です。
ただし、トレンパー氏自身はギャラクシーの独自性に自信を持っており、トータルエクリプスとギャラクシーを区別しています。
そこで現状では、スーパーマックスノーとエクリプスのコンボ(つまり「トータルエクリプス」)にトレンパー氏の選別血統交配も加わったものが「ギャラクシー」と考えるのが良いようです。
トータルエクリプス/ギャラクシーをご紹介
レオパ紹介をさせてください!とX(旧Twitter)でお声かけしたところ、たくさんのトータルエクリプス/ギャラクシーのお写真をお借りすることができました。
皆さん、ご協力ありがとうございます!
真っ黒な瞳、鼻先や手足の先などの白抜け、という基本的な特徴は同じなのですが、それぞれ顔も違うし黒いスポットの細かさも違います。
今回は「ギャラクシー」ということで頂いた個体のお写真と「トータルエクリプス」ということで頂いた個体のお写真を一緒にご紹介します。
是非、その個体の可愛さに触れていってくださいね。
ギャラクシーの”あけみちゃん”をご紹介
ギャラクシーの”あけみちゃん”は、Aさんに大事にされている女の子です。
ひとつひとつのスポットが濃く、連なっているようにも見えますね。
鼻先の白抜けが目と目の間まで繋がっています。
顔が女の子らしく丸いので可愛らしい印象ですね。
ギャラクシーの”ギャラクシー”をご紹介
ギャラクシーは”ギャラクシー”という名の男の子です。
白抜け部分が先端のみで、頭の上などには白抜け部分がないのが逆に特徴ですね。
そして、上のあけみちゃんよりスポットが薄いですね。
顔の形も丸よりは三角形に近く、凛々しい印象です。
トータルエクリプスをご紹介
Iさんのところで飼われているトータルエクリプスです。
お名前はないそうですが、それぞれのおうちでの飼育スタイルがあっていいと思います。
目が角度によっては赤く見えますが、とってもスタイリッシュで凛々しい印象ですね。
スポットの濃さは上のギャラクシーと同じくらいの濃さではないでしょうか?
ちょうど目と目の間、頭の上に白抜けがあるのも特徴ですね。
ギャラクシー ターミネーターアイの”すももちゃん”をご紹介
Aさんのところで飼われている”すももちゃん”は、ギャラクシーの中でも「ターミネーターアイ」を持つ女の子です。
ターミネーターアイは、アビシニアンというアルビノではないにも関わらず目に黒色の色素を持たない遺伝子と、エクリプスの遺伝子を同時に持っていると、特徴として現れるようです。
ターミネーターアイを持つすももちゃんを、ギャラクシーと一緒にご紹介するべきか迷いました…。
しかし、
- ギャラクシーの中でターミネーターアイを持っている個体が多いこと
- 幼体期からアダルトになってもターミネーターアイのまま残り続けることが多いこと
以上のことから、ギャラクシーと一緒にご紹介させていただきました。
すももちゃんは、かなりの大食いらしく、Aさんから「大食い女子です!」とのコメントもいただいています。
また、右上に一緒に写っている子は、ディアブロブランコの”白米ちゃん”です。
ディアブロブランコについてはこちらの記事でご紹介しているので、こちらもご覧ください。
まとめ:トータルエクリプス/ギャラクシー
トータルエクリプス/ギャラクシーの一番の特徴はやはり、口先・手足の先・脇腹などの白抜けと真っ黒の目ですね。
ユニバースと似た特徴もありますが、スポットの大きさはやはりユニバースの方が細かくなる印象ですね。
この記事では、4匹をご紹介しましたが、それぞれ顔も違いますし雰囲気も異なります。
レオパにはたくさんのモルフがあり、新しいモルフもどんどん生まれています。
自分にとって一番のレオパを見つけてくださいね。
みんなのレオパをご紹介させてください!
X(旧Twitter)にて、レオパを飼育されてる人にお声かけをさせていただいておりますが、まだまだ品種カテゴリーを充実させていきたいと考えております!
ぜひ、皆さんのレオパちゃんを紹介させてください。
のの(@leopalife)まで、是非ご連絡をお待ちしております。