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【レオパ飼い主さんインタビュー】レオパの気分を考えて、いろんな人の知識を分けてもらいながら飼育方法を模索しよう!

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「レオパを飼育されている他の方の飼育方法を知りたい!」

「少しでも長くレオパとの生活を送りたい!」

そんな人のために、2015年からヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー、以下レオパ)に囲まれて暮らしている私、のの(X:@leopalife Instagram:@nono_leopalife)が2年以上レオパを飼育されている方を対象にインタビューを実施しました!

今回、インタビューさせていただいたのは、2024年8月現在で13匹のレオパを飼育されている【レイニー(Instagram:@rainy_leoafu_)さん】です。

このインタビュー企画は「レオパと暮らす」管理人の”のの”が、「他の飼育者さんの飼育環境を見てみたい!詳しいことを知りたい!」と思ったのがきっかけで、SNSでお声がけさせていただいたものです。

レオパの飼育に関して、完全なる「正解」はなく、その個体その個体に合わせて飼育環境も与える餌も調整していく必要があります。

このインタビューも「これを参考にすれば絶対に飼育成功できる!」というものではありませんが、レオパを2年以上飼育されている事例のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

のの

愛するレオパに少しでも長生きしてもらうために、レオパに少しでも快適に過ごしてもらうために、飼い主である私たちができることを見つけていきましょう。

この「メモマーク」のところに書いてある情報は、管理人が補足で説明している部分です。
必要だと思われる部分には、商品紹介もしています。
是非、併せてご覧ください。

それでは、【レイニー(Instagram:@rainy_leoafu_)さん】へのインタビューをご覧ください。

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目次

飼育されているレオパについて

まずは、飼育されているレオパについて教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 飼い主さんのあだ名、住んでいる地域
  • レオパの飼育年数、飼育匹数
  • レオパの名前、性別、年齢、モルフ(品種)
  • レオパを飼うきっかけ

ーー飼い主さんのあだ名と、温度の参考のために住んでいる地域を教えてください。

レイニーです。
九州の真ん中あたりに住んでいます!

ーーレオパの飼育年数と飼育匹数を教えてください。

レオパを飼育し始めて4年になります。
生まれたばかりの子も合わせると13匹のレオパがいます。(卵があと2つあります。)
他にニシアフ2匹、オバケ1匹、ツノガエル2匹飼っています。

「ニシアフ」は「ニシアフリカトカゲモドキ」の略で、レオパと共に人気があります。

「オバケ」は「オバケトカゲモドキ」の略で、レオパの亜種です。
レオパよりも大きく、体長は約30cm〜40cmにもなります。

「ツノガエル」は目の上に突起があり、それが角のように見えることで名付けられたカエルです。

ーー飼育されているレオパを紹介していただけますか?

1番年長なのはハイイエローというモルフ(品種)の『こたろー』です。
性別はオスで、ベビーからお迎えして現在(2024年8月)は4歳になります。
すごく健康に育ってくれて、レオパ沼にハマったきっかけの子になります。

ハイイエローとは「ノーマル」とも呼ばれるレオパの基本品種です。
ハイイエローについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

マックスノーというモルフ(品種)の『ろくろ』君(1歳)と、トレンパーゴジラジャイアントというモルフの『てな』ちゃん(2歳)の間に8個の卵が生まれ、そのうち6匹がハッチしています。
(他にも色々いますが、長くなり過ぎるので割愛します。)

「ハッチ」というのは、「卵が孵化する」ことを意味します。
つまり、レイニーさんの元には6匹のベビーがいるということになりますね。

マックスノーとは黄色味が減って白と黒の見た目をしているのが特徴です。
しかし、成長するにつれてクリーム色が体に現れてきます。
マックスノーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

トレンパーゴジラジャイアントは「トレンパーアルビノ」と「ジャイアント」の掛け合わせによって生まれたモルフ(品種)です。
生後1年で、オスであれば80〜100g、メスであれば60〜90gにまで成長していればジャイアントと呼ばれます。
ジャイアントには血統管理されたブランドがあり、その中でGecko.etc 社の Steve Sykes 氏が生み出して血統管理しているものが「ゴジラジャイアント」です。

ーーちなみに、レオパを飼うきっかけは何だったのですか?

東京の大学に通っていた頃に、爬虫類カフェに行ったことがきっかけです。
元々爬虫類は好きだったのですが、実際に触れ合ったことで社会人になったら絶対飼う!と決意しました。

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レオパの飼育環境・餌について

次に、レオパの飼育環境や餌のことについて、詳しく教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 飼育ケージのサイズ、設置場所
  • 温度や湿度の管理方法
  • ケージ内のレイアウトや装飾
  • 主な餌の種類
  • 餌やりの頻度やタイミング
  • サプリメントの使用方法や種類

ーー飼育ケージのサイズとケージの設置場所を教えてください。

うちのレオパの場合、レプタイルボックスワイドで2匹、レプティギア365で5匹飼育しています。

ベビー2匹は、100均の収納ケースにはんだごてで穴を開けた物を使用しています。
他の生まれて間もない子たちは、タッパーでファーストシェッドまでは様子見して、その後、100均の収納ケースで飼育予定です。

最初はレプボワイドで揃えようと思っていたのですが、数が増えて場所がなくなってきたことと、引越しが多い仕事なので移動の際に重ねてコンパクトに運べるレプティギア中心に変えました。

「ファーストシェッド」とは、生まれて初めて行う「初脱皮」のことです。
初脱皮を終えるまでは餌も与えてはいけませんし、なるべく刺激を与えないのが基本です。

「レプボワイド」とは先にある「レプタイルボックスワイド」のことです。
アクリル製で、上部がスライド式に開くタイプの爬虫類ケージです。
ちなみにサイズは 幅40cm×奥行き30cm×高さ15.5cm です。

レプティギア365のサイズは 幅約26.1cm×奥行き36.8cm×高さ17.8cm です。
プラスチック製で軽く、前面が手前に開くタイプの扉になっており、メンテナンス時には上部をガバッと開けて掃除等をすることができます。

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ーー温度や湿度の管理方法について教えてください。

数が多いので、基本的には常にエアコンで管理しています。
パネルヒーターは、一年中設置したままにしています。

「パネルヒーター」はケージの下に敷くタイプのヒーターで、ケージの床の一部分を温めるのに使います。
餌を食べた後などは、その温まっている床の部分でお腹を温めて消化を促していますね。

ーーケージ内のレイアウトや装飾を教えてください。

レイアウトはシンプルな方だと思います。
シェルターと水入れの他には、立体活動が好きそうな子には何か登れる物を入れたりするぐらいです。

床材は今年から園芸用の赤玉土を試しに使用しているのですが、デザートソイルに戻すことを検討中です。笑
コスパは良いのですが、ケージの汚れ具合、砂ぼこり、フンの臭いなどを考えると爬虫類用に作られたデザートソイルがやはり適していると思います。

ベビーたちはしばらくの間は誤飲防止のためキッチンペーパーの予定です。

シェルターは色々使っていますが、個人的には機能性重視ならウェットシェルター極、コスパ重視ならジオシェルターが良いかなと思ってます。

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ーー次に、主に与えている餌について教えてください。

餌は冷凍コオロギがメインで、人工フードもあげるようにしています。(レオパドライ、トカゲブレンドフード、レオバイト)

うちには冬の間拒食する子がおり、拒食明けのタイミングは生き餌しか食べないのでその時は生き餌をあげます。

人工フードの食いつきは、うちの子の場合レオバイトが1番良いです。

人工フードはたくさんの種類のものが、栄養バランスも考えられて開発されています。
食いつき具合も個体によって様々なので、食いつき良く食べてくれるものを選びたいですね。

ーー餌やりの頻度やタイミングはどうしていますか?

アダルトの子でも食欲や体格に差があるので、様子を見ながら3日に1回の時もあれば1、2週間に1回の時もあります。

ベビーたちは毎日あげるようにしています。

ーーサプリメントの使用方法や種類を教えてください。

GEXのカルシウム剤を基本的に使い、カルシウム+ビタミンD3のものを3、4回に1回使っています。

レオパの骨の健康を維持するための「カルシウム剤」は必須です。
ビタミンD3は必須ではありませんが、カルシウムの吸収を助けるのに役立ちます。

健康管理とケアについて

次に、健康管理とケアについて教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 健康チェックの頻度と方法
  • 獣医の選び方や通院頻度

ーー健康チェックの頻度と方法を教えてください。

毎日観察はしていますが、脱皮後はたまに体を持ち上げて皮が残っていないかなどチェックしています。

また、月に1度は体重測定をしています。

ーー獣医さん選びの方法や通院頻度については、いかがですか?

通院させたことはありませんが、レオパを診てもらえる病院は調べました。
(電話とHPのメールでのやりとりを行い、任せられることを確認しました。)

のの

前もって、レオパを診てくれる獣医師さんを探しておくことは重要ですね。

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繁殖や卵の管理について

次に、レオパの繁殖について教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 繁殖に成功した経験や失敗談
  • 卵の管理方法や孵化率

ーー繁殖に挑戦したことはありますか?

あります。

ーー繁殖に成功した経験や失敗談があれば教えてください。

今回はたくさんのベビーが生まれてきてくれましたが、私が「こたろー」より少し前にお迎えした子は、しっかり卵を産んでくれたのですが、知識不足で孵化させられませんでした。

その後、産んでくれた子も体調が悪くなり亡くなってしまいました。
しっかりと知識を持って臨むべきだったと後悔しています。

繁殖には、しっかりとした知識と覚悟を持って臨む必要があります。
繁殖についてはこちらの記事にまとめていますので、参考にしてくださいね。

ーー卵の管理方法や孵化率を教えていただけますか?

私は生まれてくれれば雌雄どちらでも良いと思っていたので、TSDは気にせず、レオパたちのケージの上に置くなどして管理していました。

レオパの性別は、卵の管理中の温度で決まります。
「TSD」というのは「Temperature-dependent Sex-Determination」の略で「温度依存型性決定」のことを指します。
レオパの温度依存性決定比率についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

その中でも、パネルヒーターの近く(少し温度が高いところ)に置いていた卵は、他の卵より15日くらい早く生まれたので驚きました。
(2クラッチ目と3クラッチ目が同じ日に生まれました。)

レオパは1シーズンに複数回の産卵をします。
一度の産卵で生む卵は2つですが、メスが一度に産む卵を1セットとし、これを「クラッチ」と言います。
「2クラッチ目」というのは「産卵2回目」という意味ですね。

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レオパとの生活について

次に、レオパとの生活について教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • レオパと過ごす時間の楽しみ方
  • レオパの個性的な行動や習性
  • 飼育を通して学んだことや気づき

ーーレオパと過ごす時間の楽しみ方を教えてください。

触っても動じない子は、ハンドリングついでに部屋んぽをさせることもあります。(5分~10分程度)
飼い主の体に乗せて部屋でまったりするのが至福です。

「ハンドリング」というのは、レオパを触ったり持ち上げたりすることを言います。
犬や猫との触れ合いのような接し方はレオパにとってストレスになりますが、体に異変がないかをチェックするためにも、最低限のハンドリングはできるようになっておいた方が良いですね。

「部屋んぽ」というのは、部屋をお散歩させることを言います。
爬虫類界隈で使われていることが多いようですね。

のの

人間の体の上に乗せると、自由に歩き回ったり、そのまま寝てしまったりするレオパもいます。
完全に至福の時ですね!!

ーーレオパの個性的な行動や習性について感じることはありますか?

たくさん掘る、たくさん登る、よく寝る、すぐ怒る、とてもビビりなど1匹も同じ子はいないのがたまりません。
強いて言うなら、「意外と立体活動が好き」なんだなと思います。

のの

とても共感します。
1匹たりとも同じ子はいませんし、1匹1匹の個性と向き合いながら、生活するのがレオパ飼育の一番の醍醐味かもしれませんね。

ーー飼育を通して学んだことや気づきがあれば、教えてください。

長く飼育しているとレオパの気分、感情のようなものが意外と分かってくるようになります。
(気のせいかもしれませんが、、笑)

のの

レオパはまぶたがあるので、表情がわかりやすいのかもしれません。
餌が要らない時は完全に拒否されますし、そっぽ向かれてシェルターの中に入ってしまうときもありますね。
案外、気のせいではないのかもしれません…笑

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飼育のコツ・アドバイス

次にレオパの飼育のコツとアドバイスを教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • 初心者に向けた飼育のポイント

ーーレオパ飼育初心者の方に向けた飼育のポイントを教えてください。

ありがちな悩みは「餌を食べない」だと思いますが、温度と餌の種類とレオパの気分をしっかり考えて飼育してほしいと思います。

のの

温度や湿度が適切でないと、体調不良を起こして餌を食べていないのかもしれません。
また、餌の種類も人間が食べる時と同じで「食感」や「臭い」「味」が気に入らないのかもしれません。

レオパの立場に立って、何がその子にとって最適なのかを見つける必要がありますね。

あとは、分からないことは「色々な人」に聞くことが大事だと思います。

「お店の人がこう言ってたから」を信じ過ぎるともったいないです。
これだけSNSが普及しているので、色々な人から知識を分けてもらった方がいいと思います。

のの

先述した通り、1匹たりとも同じレオパはいませんし、飼育方法に絶対の正解はありません。

レイニーさんの仰る通り、いろいろな人から知識を分けてもらい、経験談を聞くことで「自分とその子にとっての正解」が見つかるかもしれません。

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その他のエピソード・レオパとの思い出

次にレオパとのエピソードや思い出を教えていただきました。

教えていただいた内容は以下の通りです。

  • レオパとのエピソード
  • 飼育を通じて得た友人やコミュニティ

ーーレオパとのエピソードを教えてください。

最年長の「こたろー」には何度指を食いちぎられそうになったことか、、笑
「こたろー」のおかげで、レオパの気分を考えることができるようになりました。
相手は生き物ということを常に頭に入れておきたいですね。

のの

相手が生き物であること、そして爬虫類であることは常に意識しておきたいポイントですね。

ーー飼育を通じて得た友人やコミュニティがあれば、教えてください。

インスタでたくさんのレオパ飼育者と繋がりを持てたことがとても嬉しいです。
また、職場であまり接点のない方が爬虫類を飼っていることを知って、仲を深めるきっかけになりました。

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まとめ:レオパの気分を考え、知識を分けてもらいながら飼育する

レオパ飼育の事例として、今回は、レオパ飼育4年のレイニーさんにお話を伺いしました。

レオパの気分や気持ちを考えること』『いろいろな人に知識を分けてもらうこと』は、レオパ飼育にとってとても重要なことだと感じました。

私たちに「好き嫌い」があるように、レオパにも「好き嫌い」「気分が乗らない」など、生き物であるからこその「感情」があります。

そのレオパの感情を無視して、飼い主の都合の良い方法だけを考えるのは、あまり良い飼育とは言えませんね。

そして、自分とその子にとって一番良い飼育方法を見つけるためにも、様々な飼育事例を知ることや経験談を聞くことは必要なことだと思っています。

のの

だから、このインタビューを実施させていただき、記事にしているのですが…笑

自分の失敗談や「これは間違っていた」と思う経験談でも、誰かの教訓になると考えています。

レイニーさんが仰るように、SNSが発達したこの世の中で「一人の知識」だけに頼るのは勿体無いです。

いろんな方法を活用して、「レオパにとっての幸せ」と「飼育者にとっての幸せ」のどちらも求めていきましょう。

今回インタビューに応じてくださった方について

  • お名前(あだ名):レイニー さん
  • Instagramアカウント:@rainy_leoafu_
  • レオパ飼育歴(2024年8月現在):4年
  • 飼育レオパ匹数(2024年8月現在):13匹(卵があと2つ有ります)
のの

インタビューに応じてくださり、ありがとうございました!

それでは、皆さんも良いレオパライフを〜!

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